『スラムダンク』というマンガはご存知でしょうか。バスケットボールをテーマに1990年から1996年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていたマンガなのですが、バスケットに興味がない人でも知っている超有名マンガです。
現在30代〜40代のスラムダンクをリアルタイムでみていた世代の人には特に思い入れがあるのではないかと思います。
そんなスラムダンクに実は続編があるといったら読んでみたくなりませんか?
スラムダンクについて
スラムダンクについては説明不要かもしれませんが、赤い髪をした不良少年の桜木花道が神奈川県立湘北高校に入学し、バスケ部に入部して徐々にバスケの面白さに目覚めて才能を開花させていき、キャプテンのゴリこと赤城剛憲、メガネ君こと木暮、中学MVPの三井寿、2年生の宮城リョータ、そしてスーパールーキー流川楓たちと夏のインターハイで全国制覇を目指すバスケマンガです。

スラムダンクは当時の日本ではまだまだマイナースポーツの位置づけだったバスケットボールを一躍メジャースポーツに押し上げてくれた立役者でもあります。
ちなみにスラムダンクのキャラクターはアメリカプロバスケットボールNBAのキャラクターを参考にしているといわれています。
- 桜木花道→デニス・ロッドマン
- 流川楓→マイケル・ジョーダン
- 赤城剛憲→パトリック・ユーイング(デビット・ロビンソン説もあり)
- 宮城リョータ→ケビン・ジョンソン
- 三井寿→マーク・プライス
湘北高校以外の選手もNBAのキャラクターを参考にしているといわれており、NBAの選手を知っているとさらにスラムダンクを楽しめます。
そしてスラムダンクからはいくつもの名言が生まれています。
湘北高校バスケ部のコーチである安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ」や、桜木花道の「天才ですから」などは特に有名です。
連載当時は誰もがスラムダンクを読んでいたと言ってもいいほどの大人気で、バスケ部だった中高生にとってスラムダンクはバイブルでした。6年間の連載でしたが単行本は31巻まで発売されており累計単行本発行部数は1億2000万部を突破しています。
そしてスラムダンクの連載終了から20年以上経った現在、新装再編版が発売されています。新装再編版では全31巻の単行本が20巻にまとめられ、スラムダンクの作者である井上雄彦氏が表紙のイラストを新たに描き下ろしています。
学生時代に何度も何度も読み返したスラムダンク全31巻の単行本は実家に置いてあります。社会人になってからマンガを読むことはなかったのですがスラムダンクの新装再編版が発売されているのを知り、懐かしくてつい新装再編版を買ってしまいましたが今読んでも最高に面白いです。
スラムダンクのストーリーですがインターハイの2回戦で湘北高校が高校バスケ界の王者・山王工業を破ったところで幕を閉じました。インターハイのトーナメントが最後まで描かれることなく連載が終了したので、当時は続きが気になって仕方がないという人がたくさんいました。
そしてここからが本題ですがスラムダンクが連載終了した後の続編を読めるブログがあるのでそのブログをご紹介します。
スラムダンクの続編を読むことができるブログ『Kの部屋』
スラムダンクの続編を読むことができるのは『Kの部屋』というブログです。
この『Kの部屋』というブログを運営されているのは、編集の仕事をされている編集者・Kさんという方です。
スラムダンクの連載は前述の通り1996年にインターハイの途中で終了してしまいました。その際、マンガでは「第一部 完」と描かれていたため、スラムダンクの続編を期待する人がたくさんいました。しかし、その後スラムダンクの作者である井上雄彦氏が続編を描くことはありませんでした。
スラムダンクの連載が終了して10年近く経った2005年、『Kの部屋』というブログで「スラムダンクの続きを勝手に考えてみる」というタイトルでスラムダンクの続編が突如として書かれはじめました。
高校バスケの3大大会といえばインターハイ、秋の国体、冬の選抜(ウィンターカップ)なのですが、『Kの部屋』では原作のスラムダンクでは描かれることのなかった「国体編」や「選抜編」についても書かれています。さらにその後も「大学編」、「湘北編」、「全国編」と続くことになります。
『Kの部屋』で読めるスラムダンクの続きはマンガのスラムダンクと違い絵で描かれているわけではなく全て文字で書かれており、いわば小説版スラムダンクです。
しかしスラムダンクのことを知っている人が読むと、まるで原作のスラムダンクを読んでいるかのように頭の中で鮮明にイメージすることができ、スラムダンクに没頭していた当時の興奮が蘇ってきます。
スラムダンクの続編を書いた『Kの部屋』のここが凄い
スラムダンクの続編が書かれている『Kの部屋』をのぞいてみると、書かれている内容の完成度の高さ以外にも色々と凄いブログであることがわかります。
スラムダンクのリアル感と臨場感が凄い
『Kの部屋』で書かれているスラムダンクの続編はマンガではなく全て文字で書かれているといいましたが、『Kの部屋』に出てくるスラムダンクのキャラは全員が原作の性格や雰囲気が忠実に再現されています。桜木は原作の桜木のままであり、流川は原作の流川のままなのです。だから文字を追うだけで頭の中で勝手にスラムダンクの映像をイメージできるのだと思います。
また、文字だけなのにバスケットボールのスピード感、迫力、そして緊張感がひしひしと伝わってくるため、一度『Kの部屋』でスラムダンクの続編を読み始めるともう止まらなくなります。
『Kの部屋』ではスラムダンクの続編が10年以上も書かれている
『Kの部屋』でスラムダンクの続きが書かれはじめたのが2005年ですが、それから13年が経つ2018年現在においてもまだ続いています。
ブログを運営主さんが体調を崩されて一時期中断しましたが、それでも10年以上も継続されているのはもの凄いことです。この記事を書いている2018年8月現在でなんと800話まで続いています。
スラムダンクの原作よりも長い期間にわたって記事を書いているなんて凄すぎです。
『Kの部屋』のアクセス数が凄い
そして驚くべきが『Kの部屋』のアクセス数です。
『Kの部屋』には懐かしのアクセスカウンターが設置してあるのですが、ある平日のアクセス数を確認してみると、なんと1日で12万アクセスを超えるおばけブログなのです。単純計算ですが1ヶ月で360万以上のアクセスを叩き出していることになります。
悲しいかな、うちの弱小ブログの月間アクセス数など『Kの部屋』にたった1日で抜かれてしまいます。




そして累計のアクセス数は7億7千万を超えており、もはや何だかよくわからない数字になっています。
いやらしい話ですが広告収入が気になるところです。
最後に
学生時代にバスケットボールをやっていたこともあり原作のスラムダンクには超ハマりました。
特にミッチーこと三井寿が大好きでした。ポジションがSG(シューティングガード)でスリーポイントシュートが得意だったこと、同じような身長と体重。残念ながらルックスこそ違いますが三井寿のプレイに自分を重ねてスラムダンクを読んでいました。
そして何より僕もバスケットボールから離れていた時期があったので三井寿への感情移入は半端なものではありませんでした。
「安西先生・・・!バスケがしたいです・・・・・・」
このセリフに何度涙したか数え切れません。
当時の僕にとってスラムダンクはバイブルであり青春だったと言っても過言ではありません。
先日、ふとしたきっかけで『Kの部屋』の存在を知り読んでみましたが一日中読み続けてしまいそうなほど面白い内容となっています。スラムダンクが好きだった人はぜひ『Kの部屋』でスラムダンクの続編を読んでみて下さい。
あの頃に戻れます。