「TRANSIT」という雑誌を知っていますか?
旅をテーマにした雑誌なのですがその内容は旅行ガイドブックとは全く異なっており、現地のカルチャー、宗教、経済、歴史背景などを多彩な切り口でディープに紹介してくれています。
TRANSITの特徴
旅について書かれた雑誌とはいえTRANSITを買えばガイドブックの代わりになるかというと残念ながらガイドブック代わりにはなりません。冒頭で書いたとおりカルチャーや宗教、歴史背景といった切り口からその国を紹介しているのがTRANSITの特徴だからです。
でもTRANSITを読めばガイドブックを見たときの何倍もその国に行きたい気持ちに駆られることは間違いないです。実際、僕は数年前にTRANSITのカリブ海特集の記事を読んで突然キューバ行きのチケットを買いエアカナダに乗ってキューバに足を踏み入れたことがありました。
当時はマイルを貯めてはいましたがクレジットカード決済で細々と貯めていた程度でしたのでキューバまで行ける程のマイルなど持っていませんでした。ポイントサイトを使えば1年間に20万マイル以上貯めることができるなど全く知らなかったので、マイルを貯める方法を当時の自分に教えてあげたいです。
そんなTRANSITの発刊第9号はこのブログでも何度か記事にしたことのあるモロッコの特集でしたが、モロッコ特集号のタイトルをいくつかピックアップしてみるとー
- いつか夢見たモロッコへ
- 都市から紐解くモロッコの歴史
- ムスリム女性の生きる道
- 写真家が見たモロッコ
- モロッコ建築キーワード辞典
- モロッコとハシシ、密なる関係
最新刊である南インド・スリランカの特集号はというとー
- 女神アーンダールに導かれて
- 南インドの信仰世界
- ハネムーンは南インド
- 聖なるものが交わる景色
- 列車に乗って、スリランカ
ほら、タイトルだけで読みたくなってきませんか?
内容もさることながらTRANSITに掲載されている写真の美しさも素晴らしいんです。現地の景色だけでなくそこで暮らしている人々と実際に触れ合うことで撮ることができたのだろうとわかる写真も多く、現地の空気感や生活感が写真から生々しく伝わってきます。
TRANSITは雑誌の質感も含めてオシャレなのでインテリアの一部として部屋に並べて置いていても絵になりますし、カフェや美容室にも置いてあったりします。そういうお店に行くとセンスいいなと思います。
TRANSITをパスポートのスタンプのように購入する
興味深い記事と美しい写真が並ぶオシャレな雑誌TRANSITですが、その値段は1冊1,800円と雑誌としては高額な部類に入ります。
それでも人気のため発売されるとすぐに売り切れてしまうこともあります。特にバックナンバーは手に入りにくいものもあって、オークションで定価の2倍以上の値段が付けられていることもありますので公式サイトから定期購読するのも良いかもしれません。
僕はパスポートに自分が訪れた国のスタンプがたまっていくのと同じように、自分が行った国や行きたい国の特集号を集めているのでTRANSITの定期購読はしていません。実際にはそれ以外の国の特集号も購入しているので定期購読する方がお得かもしれませんが別にいいです。
今度はベトナムとタイに行くため、TRANSITのバックナンバーを購入しましたがおそらく読む時間がないため読むのは帰国してからとなりそうです。