台湾の桃園国際空港からバンコクに向かうチャイナエアラインで日本人の乗客3名による迷惑行為が発生しました。
同じ日本人として情けないし恥ずかしいし腹立たしいです。
日本人3人がチャイナエア機内で迷惑行為
12月9日に桃園国際空港発バンコク行きのチャイナエアラインCI835便で日本人の男性客3名が機内で酔っ払って騒いだり機内でタバコを吸うなど迷惑行為を行ったため同機は桃園空港に引き返したとのことです。
3名は福岡から桃園空港を経由してタイのバンコクに向かう予定で、福岡発の機内で既に飲酒しており桃園空港の免税店でさらに酒を購入して飲酒していたようです。さらには機内でタバコを吸うなどしたため客室乗務員に制止されると大声を出して口論となり、その結果、他の乗客への影響を考慮して桃園空港に引き返しました。
その後、3人は桃園空港で身柄を引き渡され、同機は4時間遅れで再びバンコクに向かいました。3人には最高で50,000台湾ドルの罰金が課される可能性があるとのことです。
台湾でも大きなニュースとなっているようです。
実はこの事件があった日と同じ12月9日に台湾に入国しました。しかもこの3名と同じ桃園空港を利用していました。僕が入国した後で事件が発生したようですが次の日に帰国するまで事件のことはまったく知りませんでした。
極端かもしれませんが仮にこれが日本に批判的な国で起こり現地の人が報復として日本人を襲撃するなどの事件が発生し、自分がそれに巻き込まれていたらと想像するとゾッとしてしまいます。
機内での飲酒に潜むリスクとは
この日本人3名は機内で飲酒して酔っ払った挙げ句にタバコも吸っています。
機内での喫煙は火災にもつながりかねないため法律でも禁止されていますが、機内での飲酒は細かな規制等はあるものの多くの航空会社で認められています。
僕もビジネスクラスやファーストクラスに乗る際にはお酒を飲みますし機内での飲酒には断固反対!という立場ではありませんが機内で飲酒が認められてることについては前から少し違和感がありました。
そもそも機内では気圧が低くなるため、機内での飲酒はリスクがあると言われています。
- 地上で飲酒するときよりも酔いやすくなる
- エコノミー症候群になる可能性が高まる
酒癖が悪い人もいますし誰もが機内で適量を嗜むわけではないので、機内で飲酒を認めていると今回のような事件が起こるリスクはどうしても残ります。
飲み屋街や駅構内などで酔っ払って他人に絡んでいる迷惑な学生やサラリーマンを目にすることも多いですが、こういう人間が機内で飲酒した場合、機内でも同じように暴れてしまい今回の事件のように客室乗務員や他の乗客に対する安全が脅かされる危険性があります。
2014年には日本人男性が新婚旅行で関空からハワイに向かうデルタ航空の機内で泥酔状態となり、客室乗務員に暴力を振るって禁固3ヶ月の実刑判決を言い渡された事件がありました。
機内での飲酒が欧米から始まったのかどうかは知りませんが、白人や黒人はアセトアルデヒドの分解能力が高いため遺伝子的にお酒に強い人が多いです。一方で日本人を含む黄色人種は遺伝子的にお酒に弱い人もたくさんいます。僕もお酒を頼みますがとても弱いです。暴れたりするだけでなく機内で体調が急変するリスクもあるわけです。
日本の航空会社の客室乗務員はほとんど女性しかいないという特異な状況なので、乗客が機内で暴れた場合は客室乗務員が自身や乗客の安全を守るのも大変でしょうね。こういう乗客に限ってお金を払ってる立場の方が偉いと勘違いしたり、体格的に不利な女性に対して横暴だったりと、弱い立場の相手に対してだけは強くなる傾向があるのでたちが悪いです。
お客様は決して神様ではないので、米国の某航空会社とまでは言いませんが特に日本の航空会社はもっと毅然とした対応を取った方がいいと常々思います。
最後に
この日本人3名は男性だけでバンコクに行くつもりだったようなので、どうせ目的はそっち系なのでしょう。いい歳して飲酒して機内で騒いだり喫煙したりと本当に腹立たしいし日本人として恥ずかしい限りです。
きっと反省もしておらず日本に帰ってきたら武勇伝か笑い話くらいにしかしないのでしょう。国内に居てもらうのも嫌ですが日本の恥なので二度と海外には出さないでもらいたいです。
今回の件で日本人男性3名には最高で50,000台湾ドルの罰金が課される可能性があるとのことですが、50,000台湾ドルなんて日本円にして19万円程度です。航空会社はどれだけの損害を被ったのかわかりませんがこの金額では補填しきれないでしょう。それでも3名にはしっかりと罰金を課してほしいです。
台湾の新聞では恥晒し3名の顔写真も掲載されているようです。