我が家のクレジットカード事情ですが、これまでは夫婦それぞれが独身時代から使っていたクレジットカードをそのまま利用していました。しかし妻が仕事を辞めたのを機に僕が持っているクレジットカードの家族カードを作ることにしました。
JCB THE CLASS(JCBザ・クラス)の家族カードを発行
実は昨年SFCを取得してANA SFC VISAワイドゴールドカードを入手したにもかかわらずまだ家族カードを発行していません。陸マイラー的にはどう考えても最初にANA SFCの家族カードを作るべきなのですが、まずは昨年取得したJCBのクレジットカードであるJCB THE CLASS(JCBザ・クラス)の家族カードを発行しました。
JCB THE CLASSに限らず家族カードにはメリットとデメリットがあります。家族カードのメリット・デメリットはJCB THE CLASSを含めどの家族カードも同じようなものです。
家族カードを作るメリット
家族カードのメリットとしては、本会員よりも安い年会費で発行できる、利用明細や引き落とし口座を共通化できる、ポイント・マイルが貯まりやすくなる、家族の属性に関係なく発行できる、旅行保険なども付帯することなどが挙げられます。
本会員よりも安い年会費で発行できる
家族カードの年会費は本会員の年会費に比べて安い場合や無料の場合が多いです。JCB THE CLASSの場合は、家族カードの年会費は無料になります。
利用明細・引き落とし口座の共通化
家族カードの利用分は本会員の利用明細と一緒になります。また、一部のクレジットカードには会員本人の引き落とし口座と家族会員の引き落とし口座を別々に設定できるものもありますが、基本的には会員本人の引き落とし口座と家族会員の引き落とし口座は同じ口座になります。
うちは利用明細も引き落とし口座もまとめたかったので問題ないのですが、引き落とし口座を別々にしておきたい家庭によってはメリットではなくデメリットになるかもしれません。
ポイントやマイルが貯まりやすくなる
会員本人の利用分と家族会員の利用分は合算されます。利用金額に応じてポイント還元率がアップするクレジットカードの場合、異なるクレジットカードを使って決済するよりも家族カードを使って決済を集中させた方が決済金額が増えるためポイント還元率もアップしやすくなります。
家族の属性に関係なく発行できる
クレジットカードを発行する際には必ずクレジットカード会社による審査が行われます。当然、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードとクレジットカードのランクが上がれば上がるほど審査も厳しくなっていきます。しかし、家族カードの場合は本会員の与信が重要となるため、基本的に家族の属性は重要とならず専業主婦や無職であっても発行できるケースが多いようです。
うちの場合も20代半ばの専業主婦という属性ですがJCB THE CLASSの家族カードは問題なく発行してもらえました。ありがたい反面、20代の小娘にJCB THE CLASSなど持たせてもいいのだろうかという気持ちにもなります。
クレジットカードの保険も付帯
クレジットカードには国内旅行や海外旅行に出かけた際の付帯保険がついている場合がほとんどですが、この付帯保険の内容も本会員のカードとほぼ同じ内容になっています。飛行機に乗って国内外に出かけることが多い陸マイラー家族にとっては安心材料になるでしょう。
- 本会員よりも安い年会費で発行できる
- 利用明細・引き落とし口座の共通化
- ポイントやマイルが貯まりやすくなる
- 家族の属性に関係なく発行できる
- クレジットカードの保険も付帯
家族カードのデメリット
一方で家族カードには利用限度額やクレジットヒストリーに関するデメリットがあります。
利用限度額は本会員と共有
家族カードの利用限度額は基本的には本会員の利用限度額の範囲内となります。仮に本会員のクレジットカードの利用限度額が100万円だった場合は本会員と家族会員それぞれが100万円ずつ利用できるわけではなく、本会員と家族会員の利用額合計が100万円までとなります。そのため利用限度額の低いクレジットカードで家族カードを発行するとすぐに利用限度に達してしまう可能性があります。
JCB THE CLASSの場合、利用限度額は最低でも500万円になっているためうちのような一般家庭であれば利用限度額に達してしまう可能性は低いでしょう。
クレジットヒストリーが育たない
家族カードでの利用実績は本会員の利用実績の一部として記録されるため、家族会員のクレジットヒストリーとはなりません。そのため、家族会員が何年間も家族カードしか使わなかった場合にはCICなどの信用情報機関に信用情報が一切記録されない、いわゆる「スーパーホワイト」状態になってしまう可能性があります。
スーパーホワイトになると信用情報が真っサラになってしまうため、信用情報上では自己破産などによってクレジットカードが使えなくなった人と見分けがつかなくなってしまいます。そのため後々になって自分のクレジットカードを作ろうとしたときには審査に通らない可能性もあります。
家族カードをメインに利用する場合であってもスーパーホワイトになってしまわないように自分のクレジットカードもたまには利用しておいた方が良いでしょう。
- 利用限度額は本会員と共有
- クレジットヒストリーが育たない
JCB THE CLASS(JCBザ・クラス)の家族カードの特徴
家族カードのメリット・デメリットを理解した上で、JCB THE CLASSの家族カードにはどのような特徴があるのかも知っておきましょう。
JCB THE CLASS(JCBザ・クラス)は家族会員8名まで年会費無料
JCB THE CLASSの家族カードでの特徴としては、家族カードのメリットを紹介した際に年会費無料と書きましたが、家族会員8名まで年会費無料です。家族会員の対象は生計を同一にする配偶者・両親・子供です。
今はほとんどの家庭が8名以下でしょうから家族全員無料で家族カードを作れるでしょう。
家族カードではプライオリティパスを発行できない
空港ラウンジを利用できるため陸マイラーであれば持っておきたいのがプライオリティパスです。
JCB THE CLASS本会員であれば年会費無料でプライオリティパスを発行することができますが、残念ながら家族会員はプライオリティパスを発行することができません。
おこがましくもアメックスプラチナ、ダイナースプレミアムと比較すると、こちらの2枚は家族会員であってもプライオリティパスの発行が可能です。もちろん家族カードの年会費も無料です。
ダイナースプレミアムの場合は同伴者が有料となりますが、アメックスプラチナはJCB THE CLASS同様に同伴者1名まで無料です。
プライオリティパスもいいですがマイルを貯めて上級会員になれば航空会社のラウンジも使えるようになるのでおすすめですよ。
空港のカードラウンジは同伴者1名まで無料
ゴールドカード以上で入ることのできるクレジットカードラウンジには、JCB THE CLASSは本会員のカード、家族カードともに入場可能です。そしてどちらのカードでも同伴者1名まで無料で入ることができます。
そのため例えば夫婦と子供2人の4人家族でもカードラウンジであれば家族全員が無料で入ることができます。
JCBラウンジ京都も同伴者1名まで無料
僕は入ったことはありませんが京都駅ビル内にある「JCBラウンジ京都」も家族カードでの利用が可能で同伴者1名まで無料となっています。
本会員も同伴者1名まで無料で入ることができますのでクレジットカードラウンジと同様に4人家族でも無料で利用することができます。今度京都に遊びに行く機会があれば利用してみようと思います。