スターウッド(SPG)とマリオットが2018年のカテゴリー変更を発表しました。
日本のホテルはSPG、マリオットともカテゴリーアップはあれどもカテゴリーダウンは無く、全体的に海外のホテルに比べてカテゴリーが高めに設定されているイメージです。
SPGでカテゴリー変更となったホテル
世界各地のSPGグループのホテルのうち、2018年は276のホテルがカテゴリー変更となります。
日本のホテルで変更となるのはセントレジス大阪、シェラトン北海道キロロリゾート、フォーポイントバイシェラトン函館の3つのホテルです。
ホテル名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
セントレジス大阪 | 6 | 7 |
シェラトン北海道キロロリゾート | 4 | 5 |
フォーポイントバイシェラトン函館 | 2 | 4 |
セントレジス大阪はカテゴリー6からカテゴリー7に変更となりSPGアメックスのカード継続特典である無料宿泊ができなくなります。今年貰える継続特典での宿泊候補先がセントレジス大阪だったので非常に残念です。
また、フォーポイントバイシェラトン函館はカテゴリー2からカテゴリー4と一気に2ランク上がります。カテゴリー2は週末たった3,000ポイント、平日でも4,000ポイントで無料宿泊できるのですが、カテゴリー4になると10,000ポイントに跳ね上がってしまいます。
ソラチカルート封鎖後、nimocaルート(ニモカルート)でANAマイルを交換しに九州ではなくあえて函館に行ってフォーポイントバイシェラトン函館に無料宿泊しようかと思っていたのですが、10,000ポイント使って宿泊するくらいなら素直に九州に行きポイントは別の機会に使おうかと思います。
マリオットでカテゴリー変更となったホテル
マリオットに関しては、世界各地のマリオットグループのホテルのうち21%のホテルがカテゴリーアップとなり5%がカテゴリーダウンとなります。総じてカテゴリーアップとなるようです。
日本のホテルで変更となるのはコートヤード・バイ・マリオット新大阪、コートヤード・バイ・マリオット東京、モクシー大阪本町、オキナワマリオットリゾート&スパの4つのホテルです。
ホテル名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
コートヤード・バイ・マリオット新大阪 | 6 | 7 |
コートヤード・バイ・マリオット東京 | 7 | 8 |
モクシー大阪本町 | 6 | 7 |
オキナワマリオットリゾート&スパ | 7 | 8 |
この中ではコートヤード・バイ・マリオット新大阪にしか宿泊したことはありませんがカテゴリー6とはいえ快適に過ごせて満足のいくホテルでした。
- コートヤード・バイ・マリオット 新大阪に宿泊してアップグレードやベストレート保証にも成功!
- コートヤード・バイ・マリオット新大阪のエグゼクティブラウンジと「DINING&BAR LAVAROCK」での朝食ビュッフェ
オープンしたばかりのモクシー大阪本町もコートヤード・バイ・マリオット新大阪と同じくカテゴリー7にアップです。
カテゴリー変更により無料宿泊の条件も変更になる
ポイント利用による無料宿泊・キャッシュ&ポイント
SPGやマリオットではポイントを使ってホテルに無料宿泊することができます。また、ポイントと現金を併せて利用できるキャッシュ&ポイントという制度もあります。
いずれもカテゴリーに応じて必要となるポイントが異なっており、カテゴリーが高いホテルになればなるほどカテゴリーが低いホテルに比べて多くのポイントが必要となります。
つまりカテゴリー変更によりカテゴリーがアップするということは、必要となるポイントが増えてしまうということを意味しています。
SPGとマリオットの無料宿泊とキャッシュ&ポイントで必要となるポイント数は以下のとおりとなっています。
SPGの無料宿泊に必要なポイント数
カテゴリー | 平日 | 週末 |
---|---|---|
1 | 3,000 | 2,000 |
2 | 4,000 | 3,000 |
3 | 7,000 | 7,000 |
4 | 10,000 | 10,000 |
5 | 12,000~16,000 | 12,000~16,000 |
6 | 20,000~25,000 | 20,000~25,000 |
7 | 30,000~35,000 | 30,000~35,000 |
SPGのキャッシュ&ポイントに必要なポイント数
カテゴリー | スターポイント | 現金 |
---|---|---|
1 | 1,500 | 30ドル |
2 | 2,000 | 35ドル |
3 | 3,500 | 55ドル |
4 | 5,000 | 75ドル |
5 | 6,000 | 110ドル |
6 | 10,000 | 180ドル |
7 | 15,000 | 275ドル |
マリオットの無料宿泊に必要なポイント数
カテゴリー | ホテルリワード | ポイントセーバーリワード |
---|---|---|
1 | 7,500 | 6,000 |
2 | 10,000 | 7,500 |
3 | 15,000 | 10,000 |
4 | 20,000 | 15,000 |
5 | 25,000 | 20,000 |
6 | 30,000 | 25,000 |
7 | 35,000 | 30,000 |
8 | 40,000 | 35,000 |
9 | 45,000 | 40,000 |
マリオットのキャッシュ&ポイントに必要なポイント数
カテゴリー | リワードポイント | 現金 |
---|---|---|
1 | 3,000 | 45米ドル |
2 | 5,000 | 50米ドル |
3 | 8,000 | 55米ドル |
4 | 11,000 | 60米ドル |
5 | 14,000 | 65米ドル |
6 | 17,500 | 75米ドル |
7 | 21,000 | 90米ドル |
8 | 24,500 | 145米ドル |
9 | 28,000 | 220米ドル |
SPGアメックス継続特典による無料宿泊
SPGとマリオットのゴールド会員になれるクレジットカードとして大人気となっているSPGアメックスですが、SPGアメックスを発行して2年目の継続(年会費の支払い)から継続特典としてSPGグループホテルへの無料宿泊特典が与えられます。
この無料宿泊特典により世界各地のSPGホテルのうちカテゴリー1からカテゴリー6に該当するホテルのスタンダードルームに宿泊することができます。
SPGホテルのカテゴリー変更で確認したように、「セントレジス大阪」は2018年からカテゴリー7となり、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」や「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」と肩を並べることになります。そのため悲しいことにセントレジス大阪には継続特典で無料宿泊することができなくなってしまいます。
カテゴリーの変更時期
SPG、マリオットともに2018年3月6日からカテゴリー変更が有効となります。
SPG公式サイトの記載です。
Our annual category changes will take effect on March 6, 2018. Please note that the hotels and resorts listed below are only hotels and resorts with category changes. Take a moment to review these changes now to maximize your Starpoints®. If your favorite hotel or resort is moving up to a higher category, you can still book now at the current redemption rate before the 2018 category changes go into effect.
こちらはマリオット公式サイトによるものです。
On March 6, 2018, the Marriott Rewards® annual category changes will take effect. This year, 74% will stay the same, 21% will move up and 5% will move down.
2018年3月6日までは現在のカテゴリーで予約できます。
カテゴリーがアップするホテルに宿泊予定の人は3月5日までに予約しておくべきでしょう。日本のホテルでカテゴリーダウンはありませんがカテゴリーダウンする海外のホテルに無料宿泊予定の人は3月6日以降に予約するようにしましょう。
2018年はSPG、マリオットとも日本でカテゴリーダウンするホテルはありませんが、それでもまだまだSPGアメックスを発行することでお得に宿泊できます。