韓国の航空会社エアソウルが仁川ー日本の11路線で50日間約3万円で乗り放題のキャンペーンを実施していると話題になっています。
しかしエアソウルの韓国語サイトではキャンペーンが表示されるものの日本語サイトでは表示されないことから、乗り放題キャンペーンの対象となっているのは韓国人だけで日本人は対象になっていないのではないかとの情報もあります。
約3万円で50日間乗り放題になるキャンペーンなんてお得すぎて気になったので少しばかり調べてみました。
韓国の航空会社エアソウルとは
今回キャンペーンを実施しているエアソウルですが、エアソウルのことをご存知ない方も多いのではないでしょうか。自分もエアソウルの名前こそ知っていますが実際に乗ったことはありません。
エアソウルは韓国の格安航空会社(LCC)で、2015年にアシアナ航空によって設立されています。
アシアナ航空といえば最近A380のビジネスクラスを楽しんできたところです。
エアソウルは日本を含む7ヶ国で運航しており運航路線は以下のとおりとなっています。
日本 | ソウル/仁川(ICN)-東京/成田(NRT) ソウル/仁川(ICN)-大阪/関西(KIX) ソウル/仁川(ICN)-福岡(FUK) ソウル/仁川(ICN)-札幌(CTS) ソウル/仁川(ICN)-沖縄(OKA) ソウル/仁川(ICN)-高松(TAK) ソウル/仁川(ICN)-米子(YGJ) ソウル/仁川(ICN)-静岡(FSZ) ソウル/仁川(ICN)-広島(HIJ) ソウル/仁川(ICN)-富山(TOY) ソウル/仁川(ICN)-熊本(KMJ) |
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香港 | ソウル/仁川(ICN)-香港(HKG) |
ベトナム | ソウル/仁川(ICN)-ダナン(DAD) |
フィリピン | ソウル/仁川(ICN)-カリボ(KLO) |
マレーシア | ソウル/仁川(ICN)-コタキナバル(BKI) |
カンボジア | ソウル/仁川(ICN)-シェムリアップ(REP) |
アメリカ | ソウル/仁川(ICN)-グアム(GUM) |
50日間3万円で乗り放題『ミントパスJ19』の内容
今回のエアソウルによる乗り放題キャンペーンは『ミントパスJ19』という名称となっています。
ミントパスJ19の内容は以下のようになっています。
エアソウルが乗り放題となる路線
ミントパスJ19では仁川ー日本の11路線を乗り放題で利用することができます。乗り放題の11路線は成田、関西、福岡、札幌、静岡、高松、富山、広島、熊本、米子、沖縄となっています。
同じ路線を何度も利用することもできます。
また、例えば成田ーソウルー福岡ーソウルー成田といった感じでソウル経由の国内旅行を楽しむこともできます。これなら国内旅行も定額で楽しめていいかもしれませんね。
エアソウルが乗り放題となる期間
ミントパスJ19で乗り放題となる期間は、6月1日から7月19日までとなっています。
ただし、6月6日と7月15日の発着便、ソウル到着が日曜日となる便については対象外となっているのでご注意ください。
エアソウルが乗り放題となる料金
ミントパスJ19の料金は29万9,000ウォンと、日本円にして約2万8,000円と3万円を切る金額となっています。3万円で乗り放題と考えると韓国によく行く人にとってはめちゃくちゃ得ですね。
ただしこちらも注意事項があり、燃油サーチャージと空港使用料などの税金は料金に含まれていないため別途負担する必要があります。
ミントパスJ19の注意事項
このほか今回の乗り放題となるキャンペーンの注意事項としては以下のような事項が挙げられます。
- 手荷物は15キロまで無料で預けることが可能
- ソウル発で往復予約する必要がある
- 搭乗7日前まで予約が可能
この中で最も注意すべきなのはソウル発で往復予約する必要があるということです。
そのため今回のキャンペーンの航空券とは別にまず日本発ソウル行きの航空券を購入してソウルまで行く必要があります。
日本人でも『ミントパスJ19』を購入して50日間乗り放題になるのか実際に購入を試みる
冒頭でも触れましたが今回の乗り放題キャンペーンは韓国人が対象で日本人は対象となっていないのではないかという情報もあります。
そこで実際に日本人でもミントパスJ19を購入できるのか試してみることにしました。
ミントパスJ19はエアソウルのサイトから購入することができます。なお、購入期間は6月12日までとなっています。
現時点でエアソウルの日本語サイトにはキャンペーンが表示されておらず韓国語サイトでしか確認することができません。
エアソウル「ミントパスJ19」50日間乗り放題キャンペーン【韓国語サイト】
ちなみに韓国語サイト、日本語サイトと言っているのは複数のサイトがあるわけではなく、エアソウルのサイトで言語を韓国語か日本語に切り替えているだけです。
上記のリンク先でページ中程にある「민트패스J19 신청하기」ボタンをクリックして入力を進めるとミントパスJ19を購入する権利を得ることができます。なお、エアソウルの会員登録を済ませておく必要があります。
このときにミントパスJ19の支払いが発生するわけではなく、エアソウルのサイトで航空券を予約する際に航空券の料金と一緒にミントパスJ19の料金を支払うことになります。
ミントパスJ19が適用されたら次に実際に航空券を予約する必要があります。
韓国語サイトから試しに適当な日付で6/19仁川ー成田、6/20成田ー仁川を予約してみます。予約する際に個人情報などを入力しながら進めていき決済画面に「민트패스」として299,000ウォンが含まれていることが確認できます。
ちなみにスマホで試したときは、「+82」ではじまる韓国の電話番号を入力しないとエラーとなって決済画面まで進めなかったのですがPCなら大丈夫のようです。
全て韓国語で何と書いているのかわからないので翻訳してみたのが下になります。
きちんと「ミントパス」と表示されているのでこのまま決済すればミントパスJ19で航空券を購入することができそうです。
念のためエアソウルの日本語サイトで予約しても韓国語サイトと同様にミントパスJ19が適用となるのか試してみました。
韓国語サイトと同じ便を選択して決済画面まで進み、日本語サイトでも299,000ウォンの料金がかかっていることが確認できましたが、明細に「ミントパス」と書かれておらず空白となっておりミントパスJ19が適用されるのかハッキリしません。
日本語サイトを使わずエアソウルの韓国語サイトで航空券を購入すればミントパスJ19が適用されるようですが、成田を使ってソウルに何度も行くつもりもないのでわざわざ人柱となって決済するのはやめておくことにしました。
断定はできませんが日本人でもミントパスJ19で仁川ー日本の11路線を50日間乗り放題で楽しむことはできそうな感じではありますね。