スターフライヤーでの羽田ー福岡搭乗記!コードシェアのANA便とSFJ便の違いについても解説

スターフライヤー
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真っ黒の機体で有名なスターフライヤーに、久しぶりに搭乗しました。

スターフライヤーはANAと共同運航(コードシェア)をしているため、ANAのサイトから予約することもスターフライヤーのサイトから予約することも可能ですが、それぞれメリットが異なります。

また、ダイヤモンド、プラチナ、SFCなどANAのプレミアムメンバーである人にとっては、どちらのサイトで予約するかによって受けられない特典もあるので注意が必要となります。

目次

スターフライヤーについて

スターフライヤーは福岡県北九州市に本社を置く日本の航空会社です。LCCだと誤解されることもありますがLCCではありません。

国内でのスターフライヤー運行路線は、以下のとおりとなっています。

  • 羽田⇔北九州 1日22便
  • 羽田⇔福岡 1日16便
  • 羽田⇔関西 1日10便
  • 羽田⇔山口宇部 1日6便
  • 中部⇔福岡 1日6便
  • 北九州⇔那覇 1日2便

福岡に拠点を置く航空会社なので福岡発着便が多いです。

スターフライヤーの運行路線

スターフライヤーはコーポレートカラーに黒を採用しており、スターフライヤーが使用しているエアバスA320は機体の外装も機内も黒で統一されています。2006年度にはグッドデザイン賞を受賞しており、スターフライヤー=カッコいいというブランドイメージを確立させています。

また、ANAやJALに比べて安い料金設定となっているにもかかわらず、全席レザーシートで座席幅(シートピッチ)も広く、さらには全席にタッチパネル式液晶モニターが設置されているなどANAやJALに負けず劣らず快適な空の旅が可能となります。事実、JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)の国内航空部門において10年連続で1位を獲得しています。

ANA便とスターフライヤー(SFJ)便との違い

スターフライヤーはANAと共同運航(コードシェア)をしていますが、ANAのサイトから予約するかスターフライヤーのサイトから予約するかで扱いが異なってきます。

ANA便として搭乗する場合

ANAのサイトで羽田→福岡便などを検索すると「SFJ運航」と書かれた便が表示されますが、これがスターフライヤーとの共同運航便です。

スターフライヤーのANA便

コードシェア便はANAのサイトから予約した場合であっても機材やクルーはスターフライヤーになりますが便名はANAとなります。上の例であればANA3841便ですね。

ANA便として搭乗する場合は、スターフライヤーの機材であってもANAのマイルは加算されますし、プレミアムメンバーであればANAラウンジも利用可能となっています。

\ ANA便のメリット/

  • ANAの規約に基づきマイルが加算される
  • プレミアムメンバーであればラウンジが利用できるなどANAのサービスを受けることができる

スターフライヤー(SFJ)便として搭乗する場合

スターフライヤーのサイトから予約すると当然ですがスターフライヤー便として取り扱われます。先ほどの例でみた6時40分発のANA3841便は、スターフライヤーのサイトではSFJ41便となっています。

スターフライヤーのサイトから予約した場合にはスターフライヤー便として搭乗することになるためANAのマイルは加算されませんし、ラウンジなどANAのサービスを利用することもできません。

スターフライヤー便

ただし、注目すべきはANAのサイトから予約する場合に比べて料金が安いということです。ANAのサイトでは3万円を超えていたフライトもスターフライヤーで予約しようとすると約1万5千円(そら旅21)とANA便の半分の料金で予約することができます。

\ スターフライヤー便のメリット/

  • ANAで予約するよりも安い料金で航空券を購入できる

スターフライヤーで羽田ー福岡を往復、ANA便とスターフライヤー(SFJ)便で利用できるサービスの違いは?

羽田空港から福岡空港までの往復でスターフライヤーを利用したので機内の様子をお伝えするとともに、ANA便として搭乗する場合とスターフライヤー(SFJ)便として搭乗する場合の違いもあわせて解説していきたいと思います。

羽田空港は行き先によりターミナルが異なるので注意

羽田空港を利用する場合は行き先によって出発ターミナルが第1ターミナルと第2ターミナルに別れているので注意する必要があります。関空と山口宇部に向かう便は第2ターミナルですが、メインとなる福岡や北九州に向かう便に乗る場合は第1ターミナルからの出発となります。

行き先ターミナル
福岡、北九州第1ターミナル
関西(大阪)、山口宇部第2ターミナル

普段ANAを使っているとうっかり第2ターミナルに行ってしまいそうになります。

搭乗手続きやANAラウンジ利用はANA便とスターフライヤー(SFJ)便で違いあり

スターフライヤー便として搭乗する場合は、例えANAのプレミアムメンバーであっても優先チェックインカウンターや専用保安検査場、ANAラウンジを利用することはできません。

一方で、ANA便として搭乗する場合には、プレミアムメンバーであれば優先チェックインカウンターや専用保安検査場を利用することができますし、ANAラウンジにも入ることができます。普段ANA便を利用するときと同じ感覚で搭乗手続きを済ませることができます。

ただし、羽田空港から九州(福岡・北九州)に出発する場合はANA便であっても優先チェックインカウンターやANAラウンジを利用することができないため注意してください。規約上は利用できるのですが、そもそも羽田空港国内線第1ターミナルにはANAのカウンターやラウンジが無いので残念ながら物理的に利用が不可能なのです。

そのため、羽田空港国内線第1ターミナルから出発する便に搭乗する場合は、ANA便であってもスターフライヤー便であってもスターフライヤーのカウンターと保安検査場を利用することになります。

スターフライヤーのチェックインカウンターは第1ターミナルの南ウイングの一番端にあります。

スターフライヤーのチェックインカウンター

預け入れ荷物が無ければスキップサービスも利用できますが、カウンターもしくはその横にある自動発券機で航空券を発券しておけばデルタ航空のニッポン500マイルキャンペーンへの応募も簡単です。

デルタ航空の「ニッポン500マイルキャンペーン」は残念ながら終了しています。

保安検査場はスターフライヤー専用となっており、ANA便、スターフライヤー便どちらで搭乗する場合でもこちらを利用します。

スターフライヤー専用保安検査場

保安検査場はスターフライヤーの搭乗客専用とあって混雑していませんでした。

ラウンジについては前述の通り第1ターミナルにはANAラウンジがありませんし、スターフライヤー専用ラウンジもありません。航空会社の垣根を越えてJALラウンジが利用できるようになればいいのにと思いますがそうもいかないので、第1ターミナルでのラウンジ利用はパワーラウンジをおすすめします。

なお、今回は訳あってANA便ではなくスターフライヤー便として予約していたので、元々優先チェックインカウンターやANAラウンジの利用資格はありませんでした。

スターフライヤー搭乗券

そしていよいよ搭乗ですが、ANAダイヤモンドメンバー、ANAプラチナメンバー、スターアライアンスゴールドメンバー、スーパーフライヤーズ(SFC)会員、スターフライヤーALTAIR会員・VEGA会員であれば優先搭乗することができます。

僕はSFC会員ではありますが、搭乗券を確認したところ優先搭乗できない「グループ3」と印字されていました。スターフライヤーのサイトから予約した場合はANAのプレミアムメンバーであることを認識できないので当然といえば当然です。

ただ、係員の方にきいてみるとグループ2として優先搭乗できるとのことだったので優先搭乗を利用させてもらえることができました。

同じ羽田ー福岡便でもANAの場合は多くのプレミアムメンバーにより優先搭乗の列ができている状態ですが、スターフライヤーで優先搭乗している人は4〜5人だったので気持ち良く利用することができました。

優先搭乗して黒い機体に乗り込みます。

スターフライヤーに搭乗

シートは全席レザーシートなので高級感があります。

スターフライヤーの座席

シートピッチは91センチと、ANAやJALの標準的なシートピッチである79センチよりも10センチ以上も広いため、足元にも余裕があり快適に過ごせます。

スターフライヤーの座席

スターフライヤーの機材であるエアバスA320は他社では最大180席に設定していますが、スターフライヤーでは150席にしているためここまでシートピッチを広く取ることができます。

座席数を増やして少しでも乗客を多く乗せたいと思うところですが、スターフライヤーは乗客の快適なフライトを優先してあえて座席数を少なくしています。こういうところも人気のひとつですね。

また、座席にはタッチパネル式のモニターが完備されており、まるで国際線に搭乗しているような気分になります。

スターフライヤーのモニター

電源やUSBポートもあるのでパソコンを使ったりスマホを充電したりできるのも嬉しいですね。

スターフライヤーのモニター

セフティビデオではオリジナルキャラクターのスターフライヤーマンが機内の安全について案内してくれます。小さな男の子はすごく喜びそうですね。

機内サービスの飲み物では、タリーズコーヒー、オニオンスープ、ミネストローネ、福岡の八女茶などを無料でいただくことができます。

タリーズコーヒーを頼むとスターフライヤーオリジナルのチョコレートも一緒にもらえます。

スターフライヤーのコーヒー

機内エンターテインメントはビデオプログラムやオーディオプログラムを楽しむことができます。福岡のローカルな話題を取り扱っている「WORLD FUKUOKA NEWS(WFN)」がシュールでおすすめです。

スターフライヤーでWFN

わずか2時間でしたがスターフライヤーならではの快適な空の旅を満喫することができました。

スターフライヤーの羽田ー福岡搭乗記まとめ

数年ぶりにスターフライヤーに搭乗する機会がありました。久しぶりに乗ったスターフライヤーは相変わらずカッコ良く機内でも快適に過ごせました。

ANA便であればプレミアムメンバーのサービスを受けることもできるのですが、スターフライヤー便として搭乗したため優先チェックインカウンターやANAラウンジなどは利用できませんでした。

帰りもスターフライヤー便だったので、混雑している福岡空港でも優先チェックインカウンターを利用できませんでした。すっかりプレミアムメンバーの特典に慣れてしまっていたので少し辛かったです。

ANAマイルを貯めている人はスターフライヤー(ANA便)に乗ってANAマイルを貯めることもできますし、逆にANAマイルを使ってスターフライヤーに乗ることもできるので、機会があればぜひ乗ってみてください。

スターフライヤー

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