1年に1度くらいは少し贅沢をして夫婦やカップルでビジネスクラスを使ってハワイに行きたい。時期にもよりますがANAのビジネスクラスだと往復で1人20万円以上かかるので飛行機代だけで40万円にもなります。子供がいればもっとかかります。
僕のような一般的なサラリーマンからすると夢のようですが、実は効率的にマイルを貯める方法を身につければビジネスクラスでのハワイ旅行も意外と身近なものになります。
ANAマイルはクレジットカード決済では貯まらない
マイルを貯めるにはクレジットカード決済によるポイントをマイルに交換する方法が一般的です。クレジットカードのマイル還元率はだいたい1%程度なので1,000円決済するごとに10マイル貯めることができます。
毎月の公共料金の支払いをクレジットカード払いにしたり、会社の飲み会で率先して幹事を買って出て自分のクレジットカードで支払いをしたり、涙ぐましい努力でコツコツとマイル貯めていきます。
しかし、そうやって毎月10万円をクレジットカードで決済したとしても1年間で貯まるマイルはせいぜい12,000マイルほどです。
1年間頑張って貯めた12,000マイルでどこまで飛べるかというと、ANAの場合は12,000ANAマイルではローシーズンであっても東京ー沖縄を往復することさえできません。海外ではローシーズンのエコノミークラスであれば辛うじて韓国に行くことができますがビジネスクラスでのハワイには程遠いです。
ビジネスクラスでハワイに行くにはローシーズンでも60,000ANAマイルが必要となるため、ハワイに行けるマイル数を貯めるのに5年間もかかってしまうことになります。夫婦2人で行こうとすると10年もの月日がかかってしまいます。
ANAマイルを爆発的に貯める方法
陸マイラーという言葉はご存知でしょうか?
陸マイラーとは飛行機に乗ることなくANAなどのマイルを貯めている人のことをいいます。「おかマイラー」と読むか「りくマイラー」と読むかは意見の分かれるところですが「おかマイラー」と読む人が多数派を占めています。
僕も含めて陸マイラーと呼ばれている人の中には1年間に20万マイル以上貯めている人がたくさんいます。
クレジットカード決済だけで20万マイル貯めようとするとクレジットカードを2,000万円も使わないと貯めることができません。絶対に無理ですよね。
クレジットカード決済ではなくもっと爆発的にマイルを貯める方法をお教えします。実際に僕もこの方法で1年間で30万マイル以上貯めることができました。
1年に20万ANAマイル以上貯めるには「ハピタス」、「ちょびリッチ」、「ドットマネー」といったポイントサイトとよばれるサイトを利用する必要があります。
詳細は順に説明していきますが、まずは大まかな流れを理解しておきましょう。
ハピタスやちょびリッチといったポイントサイトでポイントを貯め、次にそのポイントを②〜④の流れで複数のポイントサイトのポイントに交換していくと、最後には貯めたポイントの0.9倍のANAマイルを獲得できるというわけです。下の例であれば20,000円相当のポイントを18,000ANAマイルに交換できることになります。
それではもう少し具体的に説明していきましょう。
1.ハピタスなどのポイントサイトに登録してポイントを貯める
まずは「ハピタス」、「ちょびリッチ」といったポイントサイトに登録する必要があります。まだ登録していない方は以下のリンクから登録してください。
ポイントサイトに登録したら案件をこなしてポイントを獲得していくことになります。
掲載されている案件をこなしてもすぐにポイントが付与されるわけではないので最初のうちはポイントが貯まらなくて挫折しそうになるのですが、1〜2ヶ月もすると徐々にポイントも貯まってきますので頑張ってください。
ポイントを貯めやすい案件としてはクレジットカード作成やFX口座の開設などがあります。1回で10,000円相当のポイントが貯まることもあります。ANAマイルを貯めていない人はそのポイントをANAマイルに交換せずそのまま現金化することもできますのでちょっとしたお小遣いにもなります。クレジットカード案件はポイントは貯まりやすいですが信用情報に関わることもありますので短期間での作りすぎには気を付けましょう。
ちなみに、ポイントサイトでポイントを貯めていくというこの最初の段階で多くの人が足踏みしてしまうようです。実は僕もそうだったのですが、ポイントサイトを始める前は何となく胡散臭いイメージや煩わしいイメージがありました。
でも実際に使ってみると最初は難しく感じることもありますが胡散臭いというイメージは完璧に払拭されました。
無責任なことは言えませんが、ここで紹介した「ハピタス」や「ちょびリッチ」といったポイントサイトは多くの陸マイラーが利用しており、安心して使えるサイトだと思っていただいて問題ないと思います。
2.ドットマネーのポイントに交換する
ドットマネーもハピタスやちょびリッチと同じようなポイントサイトではありますが、案件数や貯まるポイントではハピタスやちょびリッチに劣っていることが多いです。
そのためドットマネーで案件をこなしてポイントを貯めるというよりも、ハピタスやちょびリッチで貯めたポイントを最終的にANAマイルに交換するための中間的なポイント経由サイトとしてドットマネーを利用するケースが多いです。
ポイントサイトでポイントを貯めたらいよいよドットマネーのポイントに交換です。
ハピタスでは300ポイントからドットマネーに交換可能となっていてます。交換レートは1:1のため、20,000ポイントであればドットマネーの20,000マネーに交換することができます。
当然ちょびリッチで貯めたポイントもドットマネーに交換可能です。ちょびリッチでは1,000ポイントからドットマネーに交換可能で、40,000ポイントがドットマネーの20,000マネーになります。
ハピタスに比べてポイントが半分になるように感じますが、ちょびリッチは1ポイント0.5円相当のため損しているわけではないのでご安心ください。
3.東京メトロのメトロポイントに交換する
無事にドットマネーにポイントが入ったら次はドットマネーから東京メトロのメトロポイントへの交換になります。
ここで注意しなければならないことは、ハピタス、ちょびリッチ、ドットマネーといったポイントサイトは誰でも会員登録さえすれば利用できるのですが、東京メトロのメトロポイントはクレジットカードを作らなければ利用できないということです。
ポイントサイトで貯めたポイントを東京メトロのメトロポイントに交換するには、『ANA To Me CARD PASMO JCB』通称ソラチカカードが必要になります。
このソラチカカードが無いとポイントサイトを利用して大量のANAマイルを貯めることが困難になりますので必ず所有しておいてください。
ソラチカカードさえ作ってしまえばドットマネーに貯まったポイントをそのままメトロポイントに交換することができます。
ドットマネーとメトロポイントの交換レートも1:1のため、ドットマネーの20,000マネーをメトロポイントに交換した場合は20,000メトロポイントになります。
4.メトロポイントをANAマイルに交換する
メトロポイントが付与されたら最後はついにANAマイルへの交換です。東京メトロの会員専用サイトからメトロポイントをANAマイルに交換することができます。
メトロポイントからANAマイルへの交換レートは1:0.9のため下図のように100メトロポイントが90ANAマイルになります。つまり交換率は90%です。この高い交換率こそがソラチカカードが必須である理由です。
楽天スーパーポイントやnanacoポイント、TSUTAYAのTポイントなどANAマイルに交換できるポイントはいくつもありますが、交換率は50%とソラチカカードと比べて物凄く低いです。つまり100ポイントが50ANAマイルにしかならないということです。
ソラチカカードを使ってANAマイルに交換する流れを陸マイラー界隈では「ソラチカルート」というのですが、このソラチカルートがいかにお得かわかってもらえたかと思います。
ちなみに、メトロポイントは月に20,000ポイントまでしかANAマイルに交換できないという制約があります。つまりソラチカルートで毎月貯めることができるANAマイルは、20,000ポイント×0.9=18,000ANAマイルということになります。
この方法で継続して月に20,000ポイントをANAマイルに交換すると18,000ANAマイル×12ヶ月で1年間で216,000ANAマイル貯めることができます。
以上が1年間で20万ANAマイル以上貯める方法です。
まとめ
大量のANAマイルを貯めることは意外と簡単だと感じてもらえたかと思います。肝心なのはクレジットカード決済だけでマイルを貯めるという思考は綺麗さっぱり捨て去り、ポイントサイトで貯めたポイントをソラチカルートでANAマイルに交換するということです。
僕もクレジットカード決済だけでマイルを貯めていたときは年間20,000ANAマイル程度しか貯まりませんでしたが、今では以前と比較にならない程ANAマイルを貯めることができています。
本来であれば100万円近くするヨーロッパへのビジネスクラスでの旅行やファーストクラスで東南アジアも経験することができました。もちろん現金ではなくANAマイルを使って航空券を予約したのでほとんど無料です。
1年間で20万ANAマイル貯める方法は、実際にやりはじめるまでは面倒だと感じることもありますが重い腰をあげてやってみると、きっとビジネスクラスでのハワイ旅行が驚くほど身近になると思いますよ。
冗談抜きに世界が変わります。