翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都 宿泊記！露天風呂付きの客室にアップグレード

9月の3連休を利用して京都に行き、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に宿泊してきました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都は外資系のマリオットグループの中でも高級ブランドなのですが、高級ホテルというよりも和風な雰囲気があふれる高級旅館のような佇まいのホテルです。

連休中ということもありスタンダードな部屋でも1泊10万円以上という料金でしたが、今回はマリオットポイントを使って無料宿泊することができました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都について

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都（Suiran, a Luxury Collection Hotel, Kyoto）は、景勝地である京都の嵐山にあるホテルです。ちなみに翠嵐の読み方は「すいらん」です。

渡月橋から桂川を左手に見ながら世界遺産の「天龍寺」方面に10分ほど歩いたところに翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都があります。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都は、マリオット・インターナショナルのホテルブランドの中でも最高級ブランドの位置付けである「ラグジュアリーコレクション」ホテルです。

さすがは「ラクジュアリーコレクション」、マリオットのホテルランクも最高位のカテゴリー8となっているため、マリオットポイントを使って無料宿泊する場合は85,000ポイント（オフピーク時は70,000ポイント、ピーク時は100,000ポイント）が必要となります。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都は、「継往開来」というホテルコンセプトのもと、日本の素晴らしさ、この地ならではの和のおもてなしの文化を発信することをテーマに、マリオットのコンシェルジュサービスと日本の伝統的なおもてなしを融合させたサービスを提供しています。

客室数はたったの39室と、こじんまりとしたホテルとなっています。客室タイプは以下のとおりです。

客室タイプ	広さ	客室数
翠月（すいげつ） モデレートツイン（バルコニーなし）	40㎡	11
月の音（つきのね） スーペリアツイン・キング	39-49㎡	10
柚葉（ゆずのは）温泉露天風呂付 デラックスツイン・キング	38-47㎡	12
京月琴（きょうつきこと）プレミアム和室	65㎡	1
白菫（しろすみれ）温泉露天風呂付 プレミアムキング	59㎡	1
暁露（あかときつゆ） 温泉露天風呂付 エグゼクティブスイート	60㎡	1
渡月（とげつ）温泉露天風呂付 エグゼクティブスイート	60㎡	1
玉兎（ぎょくと）温泉露天風呂付 ガーデンテラススイート	71㎡	1
翠嵐（すいらん）温泉露天風呂付 プレジデンシャルコーナースイート	94㎡	1

39室のうち天然温泉が楽しめる露天風呂付きの客室は、「柚葉（ゆずのは）」の12室、「白菫（しろすみれ）」の1室、各スイート4室の計17室となっています。

人力車またはタクシーによる無料送迎サービス

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に宿泊する場合、嵐山の各駅（JR「嵯峨嵐山駅」、京福電鉄嵐山線「嵐山駅」、阪急「嵐山駅」）から無料の人力車による送迎サービス、またはJR京都駅からのタクシーによる無料送迎サービスを利用することができます。

送迎サービスの利用を希望する場合は、宿泊の3日前までに電話またはメールで問合せる必要があります。

詳細は翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の公式サイトで確認することができます。

人力車による無料送迎サービスをお願いしたかったのですが、小さな子どもを連れていて荷物も多かったので今回は泣く泣くタクシーでの送迎サービスを利用することにしました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都で温泉露天風呂付き「柚葉」にアップグレード

今回は、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に2泊しました。ずっと泊まってみたいと思っていた翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に、ついに宿泊できる日がきました。

2泊ともマリオットポイントを使っての無料宿泊ですが、マリオットボンヴォイの現行プログラムとなる前に予約していたので1泊あたり85,000ポイントではなく60,000ポイントで宿泊することができました。2泊で50,000ポイントもの節約になりました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都へは、チェックイン開始時刻となる15時を少し過ぎた頃に到着しました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の門構えです。佇まいからは高級ホテルというよりも老舗旅館の雰囲気を感じさせます。

門をくぐり中へ入ると庭があり奥にはもうひとつ門があります。左側に見えるのは「茶寮 八翠」です。

さらに奥の門をくぐりフロントでチェックインを済ませます。

今回はマリオットポイントを使っての無料宿泊なので当初予約していた部屋はスタンダードルームの「翆月」となりますが、嬉しいことに露天温泉風呂が付いた「柚葉」にアップグレードしてもらうことができました。

宿泊した日の翆月は1泊約110,000円と、ただでさえポイント無料宿泊でなければ絶対に泊まれないような料金でしたが、アップグレードされた柚葉はさらに高く1泊145,000円でした。2泊で300,000円近くする客室に泊まることができました。

自分はチタンエリートなのでスイートルームにアップグレードされる可能性もあったのですが、さすがに3連休中に2泊することになるためそう上手くはいきませんでした。

なお、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都ではプラチナエリートメンバー以上であればウェルカムギフトとして以下のいずれか選択することができます。

妻に判断を委ねたところ翡翠餅スイーツを選ぶと思っていたのですが何故かポイントを選択しました。個人的には翡翠餅スイーツを食べたかったのですがポイントが増えたので良しとしましょう。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の客室「柚葉」

今回宿泊した柚葉は中庭を抜けた1階にあります。中庭も趣があってホテルに滞在しているということを忘れさせてくれます。

「柚葉」のベッドルーム

柚葉は洋風テイストと和風テイストをうまく融合させた部屋になっています。部屋に入るとまずベッドが目につきます。今回はツインベッドの部屋になりました。シモンズのベッドで寝心地は抜群です。

ベッドが置いてある場所は洋風テイストですが奥は一転して和風となっています。フローリングから畳へと変わり、朱色のテーブル、黄金色の座椅子、そして燭台をモチーフとしたフロアスタンドが置かれています。

テーブルにはウェルカムフルーツのリンゴとマスカット、そして和菓子が置かれてありました。

カーテンを開けるとプライベートの庭があり、灯籠も置かれていて小さな庭園のようです。これは外国人の宿泊客にとても喜ばれそうですね。

「柚葉」のミニバー

ベッドの向かいにはミニバーがあります。コーヒーメーカーや急須などの他、京都のガイドブックもありました。

下の引き出しを開けると冷蔵庫があり、ソフトドリンクやアルコールが入っていますがこちらは有料での提供となっています。

翡翠色のとても綺麗なコーヒーカップには一目惚れしました。

「柚葉」のバスルーム

バスルームは洋風となっています。洗面台はシングルボウルですがシンプルかつ無機質でいい感じです。奥にはシャワーブースがあり、さらにその奥では温泉露天風呂とつながっています。

シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、フェイスウォッシュなどのアメニティは英国王室ご用達ブランド「BYREDO（バイレード）」のLE CHEMIN（ル・シュマン）です。甘くて優しい香りがして個人的にはすごく気に入りました。

ウェットエリアで注目すべきは「翠嵐の石けん」です。この石けんはオーガニック原料を使って京都の職人さんが手作りしているそうです。

実際に使ってみましたが想像していたよりも柚子の香りがしました。この「翠嵐の石けん」、ホテルのフロントでも販売しているのですがなんと4個入りで2,700円という高級石けんでした。

ドライヤーは「バイオプログラミング レプロナイザー 4D Plus」という高級ドライヤーです。

とても強い風量で髪を素早く乾かしてくれるにもかかわらず、髪にはダメージを与えず、むしろ使うほど髪に潤いを与えてくれてサラサラの髪になります。さらにはリフトアップ効果もあると評判なので特に女性には嬉しいドライヤーですね。

「柚葉」の温泉露天風呂

部屋の専用庭に出ると温泉露天風呂があります。温泉露天風呂には庭からだけでなくシャワーブースからもアクセスできるようになっています。専用庭には目隠しがされているため外からの人目を気にすることなく温泉露天風呂を楽しむことができます。

この温泉露天風呂は、宿泊中いつでも楽しめるよう24時間41℃が維持されるよう設定されています。また、湯量も自動で調整されるため風呂のお湯が減ってもしまう心配もいりません。

家族全員がこの温泉露天風呂をとても気に入り、滞在中は昼夜問わず何度も入ってしまいました。温泉露天風呂のお湯は少しヌルっとした感じで、肌がしっとりスベスベになっていくのが実感できました。

ターンダウンサービス

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都では、ターンダウンサービスも行われていて、夕食から戻るとベッド周りが整えられています。

チェックインしたときはベッドの上には大人用の浴衣だけしかなかったのですが、ターンダウンサービスが終わると子ども用の浴衣も用意されていました。まだまだうちの子どもには大きすぎたのですが、この心遣いが嬉しいですね。

初日のターンダウンサービスでは枕元には京都の和菓子屋 老松の「香果餅（こうかもち）」が置かれてありました。

翌日のターンダウンサービスでは翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都のロゴやホテル名が印字された木の箱が置いてありました。

蓋を開けてみると前日とは一転して洋菓子が入っていました。ほんのり苦いダークチョコレートと抹茶チョコレートは大人の味でした。

和と洋が融合したサービスの翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都なので、細かなところですがターンダウンサービスのお菓子もあえて和風と洋風を用意してくれたのでしょうね。

茶寮 八翠でアフタヌーンティー

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都内にあるカフェ「茶寮 八翠」ではアフタヌーンティーを楽しむこともできます。

茶寮 八翠のアフタヌーンティーは11時、13時、15時の3部制で、宿泊客でなくても楽しむことができます。人気のため週末は予約必須です。

全宿泊客が対象のサービス「シャンパンディライト」

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都にはエグゼクティブラウンジがありません。

その代わり茶寮 八翠で全宿泊客を対象として、17時から19時までシャンパンディライトというサービスが催されています。シャンパンディライトではシャンパンやアルコール、ソフトドリンクが無料で提供されます。

「京 翠嵐」での朝食

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都にあるレストラン「京 翠嵐」では朝食をいただくことができます。

朝食は1人4,000円するのですがマリオットボンヴォイのプラチナエリートやチタンエリートであれば無料でいただける特典があります。妻と2名分なのでありがたいことに2泊で16,000円分が無料となりました。

「京 翠嵐」ではとても美しい中庭を眺めながら朝食をいただくことができるため、朝からとても贅沢な時間を過ごすことができます。

「京 翠嵐」は川崎正蔵の別荘として建てられ、嵐山御殿と称された豪壮華麗な旧「延命閣」の金砂子を用いた床の間や、川崎家の家紋入り七宝の釘隠などを修復・復元し、そこに組紐をイメージしたシャンデリアや朱色の家具を配した邸宅空間が楽しめるレストランとなっています。

ジュース・前菜・果実は共通で、メインディッシュに和食か洋食かを選べるようになっています。2日利用したので和食と洋食どちらも食べました。どちらも美味しかったのですが個人的には和食をおすすめしたいです。

子どもにはパンケーキなど別のメニューが提供されました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の周辺には観光スポットもたくさん

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の周辺には嵐山を代表する観光スポットもたくさんあります。

渡月橋

嵐山のランドスケープといえばやはり渡月橋ですね。渡月橋の周辺は散策しているだけでも京都の雰囲気を楽しむことができます。

渡月橋の近くでは1時間1,500円で手漕ぎボートに乗ることができるので子どもとボートに乗りたかったのですが、台風が接近しているため残念ながら営業中止となってしまいました。

竹林の小径

京都、嵐山といえば竹林の風景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実は有名は竹林の小径は翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都からほど近くにあります。朝食後に家族で行きましたが外国人観光客でとても賑わっていました。

嵐電「嵐山駅」のキモノフォレスト

嵐電「嵐山駅」のはんなり・ほっこりスクエアの一角にキモノフォレストという友禅を用いた約600本のポールが立ち並ぶエリアがあります。

日没からはライトアップされて、はんなりとした美しい光に包まれた風景を楽しむことができます。

トロッコ列車

嵯峨野トロッコ列車は嵯峨と亀岡を片道25分で走っていて、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の近くにトロッコ嵐山駅もあるためぜひ一度乗ってみることをおすすめします。

保津川を眺めながらクラシカルなディーゼル機関車に揺られるのは格別ですよ。

嵐山モンキーパークいわたやま

子連れで翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に宿泊する人におすすめしたいのが、嵐山モンキーパークいわたやまです。

嵐山モンキーパークいわたやまには120頭のニホンザルが野生の状態で暮らしています。

身近でサルを観察できるだけでなく餌を与えることもできるので、子どもは動物園で猿をみるよりも楽しそうにしていました。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の宿泊記まとめ

前回、京都を訪れたときはザ・リッツ・カールトン京都に宿泊しましたがこちらも翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都同様に素晴らしいホテルでした。

今回は翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都にマリオットポイントを使って無料宿泊してきました。マリオットのプログラムが変更となる前に予約していたため1泊あたり60,000ポイントとかなりお得に宿泊することができました。

老舗旅館と高級ホテルどちらの一面も持っており非日常感を感じさせてくれるホテルステイとなりました。アップグレードしてもらい宿泊した「柚葉」の部屋は露天温泉風呂を楽しむことができ、「茶寮 八翠」でのシャンパンディライトやアフタヌーンティー、「京 翠嵐」での朝食も家族全員が大満足でした。

京都嵐山にあるのでせっかくなら紅葉の時期に宿泊してみたいですね。