先日京都に行った際に『ザ・リッツ・カールトン京都』に宿泊してきました。
ザ・リッツ・カールトン京都といえば一番安い部屋でも1泊の料金が10万円は下らないという超高級ホテルです。
あらかじめブログでの評価や口コミなどで素晴らしすぎる評判を目にしてはいましたが、実際にザ・リッツ・カールトン京都に宿泊してみると感動ですね。ラグジュアリーと和モダンが融合した素晴らしいホテルでした。ホテルのデザインや構造など建築物としてパーフェクトに感じました。
さらにマリオットのチタンエリート会員(旧プラチナプレミアエリート)ということもあって部屋のアップグレードもしてもらうこともできました。
ではザ・リッツ・カールトン京都のレビューしたいと思います。
INDEX
鴨川を望むラグジュアリーホテル『ザ・リッツ・カールトン京都』
ザ・リッツ・カールトンの名が付くホテルは今回宿泊したザ・リッツ・カールトン京都を含め日本には4つしかありません。
このうちザ・リッツ・カールトン東京とザ・リッツ・カールトン沖縄には宿泊したことがあるので、今回のザ・リッツ・カールトン京都が3つ目の宿泊となります。先日大阪に行った際にザ・リッツ・カールトン大阪に宿泊していれば制覇だったのに。
ザ・リッツ・カールトン京都に話を戻しましょう。

ザ・リッツ・カールトン京都は鴨川沿いの二条大橋畔にあり、祇園や先斗町などの繁華街にも近くご観光にもビジネスにも最適なロケーションです。
京都駅からは地下鉄でザ・リッツ・カールトン京都に行くこともできますが乗り換えもあり駅からも少し歩くので荷物が多いときなどはタクシーが便利です。タクシーだと京都駅から15分ほどでザ・リッツ・カールトン京都に着きます。
新幹線でザ・リッツ・カールトン京都に向かう場合は京都駅からタクシーを利用し、伊丹空港から向かう場所には空港リムジンバスに乗り京都駅で降りてそこからタクシーに乗るのがおすすめです。
ザ・リッツ・カールトン京都の概要は以下のとおりとなっています。
- 名称:ザ・リッツ・カールトン京都
- 所在地:京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
- 開業:2014年2月
- 客室数:134室
- 階数:地下2階
ザ・リッツ・カールトン京都の客室タイプは9タイプのスイートを含む全12タイプとなっています。一番ランクの低いデラックスルームでも45〜62㎡と全室広いのが特徴です。
客室タイプ | 階数 | 部屋数 | 広さ |
---|---|---|---|
ザ・リッツ・カールトン・スイート | 4階 | 1 | 212㎡ |
スイート TSUKIMI | 5階 | 1 | 140㎡ |
スイート KAMOGAWA | 2〜4階 | 3 | 126㎡ |
コーナースイート MINAMI | 3〜4階 | 2 | 115㎡ |
コーナースイート TATAMI | 5階 | 1 | 100㎡ |
コーナースイート KITA | 2〜4階 | 3 | 100㎡ |
ガーデンテラススイート | 5階 | 4 | 62〜72㎡ |
ガーデンテラススイート TATAMI | 5階 | 1 | 62㎡ |
ガーデンスイート | 5階 | 1 | 65㎡ |
ラグジュアリー | 2〜4階 | 55 | 52〜55㎡ |
デラックスガーデン | 2階 | 13 | 45〜62㎡ |
デラックス | 3〜5階 | 49 | 45〜62㎡ |
2019年3月5日から適用されるマリオットのホテルカテゴリーでは最高ランクに位置するカテゴリー8となりますが、今回はその前に宿泊してきたのでカテゴリー7の扱いでザ・リッツ・カールトン京都に宿泊することができました。
マリオットとSPGプログラム統合後のホテルカテゴリーがついに発表!ポイント無料宿泊で狙い目なホテルは?
今回もマリオットのポイントを使って無料宿泊してきたのですが、カテゴリー8だと85,000ポイントが必要となるのに対し、カテゴリー7だと60,000ポイントなので25,000ポイントもお得に宿泊することができました。
ちなみに宿泊した日の料金は、オフシーズンにもかかわらず一番安いデラックスルームでも95,000円でした。
お金を払ってザ・リッツ・カールトン京都に宿泊するのは絶対に無理ですが、SPGアメックスでポイントを貯めているからこそザ・リッツ・カールトン京都に宿泊することが可能となりました。
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景観を損なわないよう配慮されたザ・リッツ・カールトン京都の外観
ザ・リッツ・カールトン京都に到着してまず驚いたのは、高級ホテルでありながらとても落ち着いた佇まいで京都の景観に溶け込んでいたことです。下の写真が二条通りから見たザ・リッツ・カールトン京都です。

ホテルにしては小さく見えますが、角度を変えて鴨川沿いからザ・リッツ・カールトン京都を見てみると、正面から見た外観とは異なり細長い構造をしていることがわかります。まさに京都の町家のような造りをしています。

高級ホテルというと超高層ビルの中に入っているイメージがありますが、ザ・リッツ・カールトン京都は低層マンションを思わせるような造りなので、ホテルの前を通ってもザ・リッツ・カールトンだと気づかないくらいでした。
鴨川で犬を散歩させていた2人組の男性もザ・リッツ・カールトン京都を見ながら、ここホテルかなー?それともマンションかなー?といったやり取りをしていました。犬の散歩をさせているくらいなのできっと近所に住んでいるのでしょうが、それでも知らないくらいひっそりとした佇まいだということなのでしょう。
近づくとホテルのロゴが見え、ようやくザ・リッツ・カールトン京都に着たことを実感させてくれます。

ザ・リッツ・カールトン京都にチェックイン。どの客室にアップグレードされるのか

ザ・リッツ・カールトン京都に到着して入り口をくぐるとすぐにスタッフの女性が声をかけてきてくれました。宿泊する旨を伝えると着物の女性が現れてバトンタッチしてフロントへと案内してもらえました。
ザ・リッツ・カールトン京都のエントランスまでのアプローチには鴨川を思わせるような水が流れる空間が設けられています。


エントランスには京都の町家を象徴する格子が使われていて京都らしさを表現しています。

ホテルに入るといきなり雰囲気が変わり外観からはわからなかったラグジュアリー感と重厚感が漂ってきたので驚きました。


ザ・リッツ・カールトン京都ではフロントではなく部屋でチェックインの手続きが行われることが多いようですが、フロントの雰囲気も素晴らしいです。

着物の女性が部屋まで案内してくれたのですが、フロントを通り過ぎエレベーターへと向かう際にアップグレードしてくれことを教えてもらいました。
どんな部屋に案内されるのかドキドキしながらエレベーターに乗り込んだのですが、あっさり2階で降ろされてしまいました。

案内されたのは予約していたデラックスルームの1ランク上になるデラックスガーデンルームでした。
残念ながら鴨川を眺める部屋ではありませんでしたが、この日は週末ということもあり満室だったのでアップグレードしてもらえただけでもありがたいです。
ザ・リッツ・カールトン京都のデラックスガーデンルームの全貌
鴨川を見渡せる部屋ではありませんでしたがデラックスガーデンルームを紹介していきたいと思います。
日本庭園が誘う、静寂のひとときで思い出に残る上質な滞在
白砂を敷き詰め、石を配した、枯山水。自然の美を映す日本庭園に面したゲストルームです。庭と静かに向き合い、伝統的な町家で過ごすような、心穏やかなステイをお楽しみください。ベッドはキングサイズ、または、2つのダブルベッドを備えた2タイプをご用意。ソファや窓辺のテーブルで、ゆっくりとおくつろぎいただけます。同じ大きさの円が重なり合いながら繋がっていく、吉祥を表す文様「七宝」をはじめ、光と影を美しく織りなす照明など、インテリアには日本の美意識を表すモチーフをさりげなく取り入れました。今に息づく伝統の美にふれる、洗練された空間をご満喫ください。
デラックスガーデンルームの間取り図は以下のようになっています。今回宿泊したのは左側の2ダブルベッドタイプの部屋を反転させたタイプですがトイレの場所がフロア図とは若干違っていました。また、ダブルベッドではなくキングベッドが備わっており、ベッドの前にソファはありませんでした。

ドアを開けると町家のような縦に長い構造となっています。

ベッドに横たわり日本庭園を眺められるデラックスガーデンルーム
奥へと進むと寝心地の良さそうなベッドが置かれています。枕元の照明が独特なので目が行きます。

そして窓側には縁側をイメージした空間がありテーブルとチェアが置かれています。

デラックスガーデンルームという名の通り部屋からは白砂を敷き詰めた庭園を眺めることができます。こんな眺めのホテルには今まで泊まったことがないので鴨川が見えなくても十分に感動でした。
そして窓際には盆栽が置かれています。子どもが遊んで倒したりしないか心配でしたが宿泊中盆栽に興味を持つことは一度もなくホッとしました。

テーブルに目を向けるとウェルカムフルーツが置かれてありました。子どもの興味はこっちにあり美味しそうに食べていました。

ちなみに夜になると部屋から見る庭園はこんな感じになります。

窓はカーテンだけでなく簾(すだれ)もスイッチで自動開閉することができます。

急須や湯呑は若手陶芸家の作品を使っているのだそうですが趣がありますね。

デラックスガーデンルームのバスルームは最高
次はバスルームです。ベッドルームから見ると右側にバスルームがあり左側にはミニバーがあります。

洗面台はダブルボウルとなっていて幅があり使い勝手が良かったです。

ザ・リッツ・カールトン共通ですが歯ブラシなどのアメニティがひとつひとつロゴ付きの箱に入っているのが素敵です。

石鹸はザ・リッツ・カールトン共通の英国王室御用達ブランドAsprey(アスプレイ)のほかにオーガニックにこだわった職人によって作られた京都石鹸屋(しゃぼんや)のものが置かれています。

そしてバスルームには広い広い浴槽があります。広いだけでなく十分な深さもあり今まで泊まったホテルの中で一番快適でした。

ホテルとしては珍しく洗い場にはヒノキが敷かれています。和をイメージしているのだと思いますが見た目の良さもさることながらヒノキが敷かれていると子どもが滑らないのでとても助かりました。

バスルームの壁には桜の模様が描かれています。

また、浴槽の滑り止めは桜の花びらをあしらったものとなっており細かなところでも日本らしさが散りばめられているので感心しっぱなしでした。

そしてシャワージェル、シャンプー、コンディショナーもAspreyが準備されています。

お手洗いも清潔で落ち着いた雰囲気でした。

デラックスガーデンルームの豪華なミニバー
部屋に入るとミニバーがあり、コーヒーマシンのネスプレッソとお茶や紅茶が味わえるスペシャルTの両方が置かれていました。

また、下の引き出しには見るからに高級そうなグラスや食器類が並べられています。
盆栽同様に子どもが触って割ってしまわないかヒヤヒヤしました。子連れで宿泊する方は気をつけておいた方がいいと思います。


ワインなどのアルコール類も置いてあります。カリフォルニアの高級ワイン『オーパス・ワン』も置かれてありました。

ザ・リッツ・カールトン京都ではピエール・エルメを満喫できる
フロント横にはフランスの名店『ピエール・エルメ・パリ ブティック』があり、ショコラやマカロンなどのスイーツが並んでいます。
京都限定のスイーツも販売されておりお土産にも良さそうです。

また、1階にあるロビーラウンジではピエール・エルメのアフタヌーンティーを楽しむことができます。

予約もせずに13時ごろアフタヌーンティーを食べに行ったら日曜日ということもありすでに完売しており、残念ながらピエール・エルメのアフタヌーンティーを堪能することはできませんでした。
宿泊客以外でもピエール・エルメのアフタヌーンティー目当てでたくさんの人が来るので、アフタヌーンティーは予約しておくことをおすすめします。
ザ・リッツ・カールトン京都ではプラチナエリート会員以上であれば朝食無料特典が付きます
マリオット上級会員の特典といえばクラブラウンジへのアクセスと朝食無料特典ですが、ザ・リッツ・カールトンではマリオットのプラチナエリート会員であってもクラブルームに宿泊しないとクラブラウンジを利用することも朝食無料特典も付きません。
しかし、ザ・リッツ・カールトン京都ではプラチナエリート会員以上であれば朝食を無料でいただくことができる特典が付いてくるんです。
ザ・リッツ・カールトン京都にはクラブラウンジが無いため、その代わりとして独自のサービスとして朝食を無料で提供してくれているのだそうです。とてもありがたいサービスです。
朝食は和食か洋食かを選択することができます。
洋食は1階にあるイタリアンレストラン『ラ・ロカンダ』でビュッフェ形式となっています。普通に食べると1名4,500円のところがチタンエリート会員のため無料でいただくことができました。
なぜ洋食を選択したかというとピエール・エルメのクロワッサンやクロワッサンイスパハンを堪能することができるからです。

世界一のクロワッサンに選ばれたこともあるピエール・エルメのクロワッサンの味は格別でした。
朝食会場である『ラ・ロカンダ』の高級感漂う雰囲気の中で美味しい料理を堪能することができ、これまでホテルで食べた朝食ビュッフェの中で最高でした。子どもがグズったので長居できなかったのが悔やまれます。
子連れでの宿泊でも安心のザ・リッツ・カールトン京都
京都の高級ホテルには子連れお断りのホテルも少なくないようですが、ザ・リッツ・カールトン京都は子連れでも気兼ねなく宿泊することができます。
ザ・リッツ・カールトン京都では子連れで宿泊するとリッツキッズというアクティビティを楽しむことができます。
チェックインの際にアドベンチャーパスポートが貰え、さらにスタッフの方がチェキで子どもの写真を撮りアドベンチャーパスポートの裏側に貼ってくれます。このアドベンチャーパスポートをアクティビティで使います。
アクティビティの内容はとても単純で、フロントなどホテルの様々なステーションに行くとシールが貰えるので、貰ったシールをアドベンチャーパスポートに貼っていくだけです。それでも子どもはシールを貼るのが大好きなのでこういうアクティビティって喜びますよね。
しかもシールを貼ってフロントにアドベンチャーパスポートを持って行くとアイスクリームが貰えます。単純だけど子どもが喜ぶポイントを理解しているアクティビティです。

それだけでなく、リッツキッズナイツ、バルーンアート、おりがみアートなどの子ども向けのアクティビティも用意されています。
このように子ども向けアクティビティが用意されていることもありスタッフの方は日頃から子どもに接することに慣れているのでしょう。日本人スタッフも外国人スタッフもきめ細かな気遣いをしてくれながらもフレンドリーに接してくれました。
何人ものスタッフの方が子どもの名前をきちんと覚えてくれていて、滞在中にホテル内で顔を合わせる度に名前で声をかけてくれて子どもと遊んでくれました。
ザ・リッツ・カールトン京都滞在中に子どもと一番接してくれていた女性スタッフがいらっしゃったのですが、残念ながらチェックアウトするときにお会いすることができませんでした。でも、なんとそのスタッフの方が子どもにメッセージカードを残してくれていたようでチェックアウトの際に別のスタッフからメッセージカードを頂くことができました。
ここまで子どもに接してくれたホテルはザ・リッツ・カールトン京都がはじめてです。
ザ・リッツ・カールトン京都宿泊記まとめ
今回はザ・リッツ・カールトン京都に1泊してきました。1泊10万円もする超高級ホテルですが今回もポイントを利用して無料での宿泊です。
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冒頭でも書きましたがザ・リッツ・カールトン京都はラグジュアリーと和モダンが融合したパーフェクトなホテルで、それだけではなくスタッフの方も最高のサービスを提供してくれました。特に子どもへの対応は本当に素晴らしくて親としては嬉しい限りです。
ザ・リッツ・カールトン京都は文句なしでもう一度泊まりたいホテルNo.1です。

秋にまた京都へ行くことにしたので今度もザ・リッツ・カールトン京都に宿泊したかったのですが、その日はすでに満室となっているようで残念なことに空きがありませんでした。そのため嵐山にあるカテゴリー8の宿を予約しました。
これはこれで楽しみなのですが絶対もう一度ザ・リッツ・カールトン京都に泊まりたいので、また京都に行く機会を作ろうと思います。