2019年2月に就航したANAの羽田⇔ウィーン路線を利用してヨーロッパに行ってきました。
羽田からウィーンへと向かうHN205便はビジネスクラスを利用したので、ビジネスクラスのシートや機内食などをリポートしたいと思います。
ANA 羽田⇔ウィーンのフライトスケジュール
ANAは2019年2月から羽田⇔ウィーン路線の運行を開始しており羽田発とウィーン発の便を毎日それぞれ1便ずつ運行しています。
フライトの1ヶ月ほど前に急遽ウィーンに行くことを決めたのですが、空席待ちの必要もなくビジネスクラスを予約できたのでパリやホノルルなどの人気路線に比べると穴場の路線なのでしょう。
羽田からウィーンに向かうNH205便は羽田を午前1時20分に出発する深夜便です。ウィーンから羽田へと戻るNH206便は現地を昼に出発して羽田に到着するのが早朝の午前6時35分になります。
ウィーン到着が午前6時なので朝からウィーンを観光することもできますし、午前中にヨーロッパの各都市に乗り継ぐことも可能なので使い勝手のいい路線です。
- 羽田→ウィーン(NH205便):1:20羽田発→6:00ウィーン着
- ウィーン→羽田(NH206便):12:35ウィーン発→翌日6:35羽田着
このフライトスケジュールでは金曜日に仕事を終えて羽田を出発すれば土曜日は朝からウィーンを観光することができます。そして現地時間の日曜日にウィーンを出発すると月曜日の早朝には羽田に戻ってこれるためそのまま出社することもできます。1泊3日の弾丸旅行となりますが仕事を休まなくても丸一日ヨーロッパを楽しむことができるのはすごいと思います。
ANA 羽田ーウィーンNH205便ビジネスクラスはフルフラットになるスタッガードシート
羽田⇔ウィーン路線の機材は往路も復路もボーイング787−9型(B-789)です。座席数は215席で、その内訳はビジネスクラスが48席、プレミアムエコノミーが21席、エコノミークラスが146席となっています。
B-789のビジネスクラスにはスタッガードシートが採用されておりフルフラットにしてくつろぐことができるのでとても快適です。
特に長距離フライトでは座席によって到着後の疲れに違いがでるので、身体をゆっくり休めることができるフルフラットのシートはとてもありがたいです。羽田ーウィーン便は現地到着が午前6時となるため到着後の時間を有効に使うには、いかにフライト疲れを軽減させるかがとても重要になります。
ビジネスクラスは以下のように1-2-1配列となっています。スタッガードシートなのでどの座席からでも直接通路に出ることができるようになっています。
1人での搭乗ではプライベートスペースを保てるA・C・H・Kがおすすめです。中でもAもしくはKはシートが窓側にありシートと通路との間にテーブルが設置されているためプライベートスペースをとても広く取ることができます。
一方でカップルや夫婦であればEとGもしくはDとFに並んで座るのがいいのではないでしょうか。7列目もしくは13列目であれば座席の間にあるパーティションも可動式になっています。
搭乗時間になりウィーンへと向かうNH205便に乗り込みます。
今回は1人でのフライトのため窓側にシートがある席を選びました。
シートの横にはモニターコントローラやライト、USBポートやユニバーサルタイプのコンセントがあります。
テーブルの横にあるボタンでシートの角度を調整することができます。「DO NOT DISTURB」ボタンを押しておけばフライト中CAさんに起こされることもありません。
18インチの液晶ワイドスクリーンはタッチパネル式となっています。
シートをフルフラットにして足を伸ばしてみます。180cmを超えていても頭から足まですっぽりと収まります。
羽田からウィーンへは約11時間のフライトですが、ビジネスクラスを利用したことによって、飲んで、食べて、寝るだけという非常に楽で贅沢なフライトとなりました。
ANAの最新型ビジネスクラス「THE ROOM」だともっと良いのでしょうね。早く体験してみたいものです。
NH205便 ビジネスクラスの機内食
搭乗後にウェルカムドリンクとしてシャンパンかソフトドリンクをいただくことができるのでシャンパンを選択しました。
ビジネスクラスのフライトでは機内食を楽しみにしている人も多いかと思いますが、羽田ーウィーンのNH205便の場合は深夜発のため離陸後すぐの機内食はありません。機内食は到着2時間前の一度しか無いので機内食を楽しみにしている人にとっては少し残念ですね。
到着2時間前になると朝食が用意されます。メニューは和食、洋食、コンチネンタルブレックファーストがあり、洋食をチョイスしました。
洋食のメニューは以下のとおりとなっていました。
- メインディッシュ
新潟県産妻有ポークソーセージとフリッタータ - ブレッド
ブリオッシュ クロワッサン - デザート
ヨーグルト・エデン(ピエールエルメ)
ヨーグルト・エデンはパティスリー界のピカソとも称されるピエール・エルメ・パリによりプロデュースされたものとなっています。ピエール・エルメといえばやはり『ザ・リッツ・カールトン京都』が思い起こされます。
また、他にも鶴橋風月お好み焼きや一風堂ラーメンなどは好きなときにお願いすると持ってきてもらえます。
NH205便ビジネスクラスはグローブトロッターのアメニティ
ANAでは2019年3月からファーストクラスとビジネスクラスのアメニティが一新されました。
それによりANAのビジネスクラスのアメニティは英国のラグジュアリーブランドであるグローブトロッターのポーチとなっています。
ポーチの中にはグローブトロッターとANAのロゴがあります。
グローブトロッターのポーチ中には『雪肌精 MYV』が入っています。女性には嬉しいアメニティですね。
- トリートメントウォッシュ(洗顔料)10ml
- コンセントレートローション(化粧水)13ml
- コンセントレートクリーム(クリーム)6g
『雪肌精 MYV』のほかに歯ブラシ、アイマスク、イヤプラグも含まれています。
今回のポーチの色は水色でしたが時期によって変更となるようです。
100万円以上するビジネスクラスにも乗れるのは陸マイラーとしてANAマイルを貯めているから
今回搭乗した羽田ーウィーンだけでなく帰りのウィーンから羽田もビジネスクラスを利用しました。ANAのサイトで普通に予約をすると支払い総額は120万円を超えており、普通のサラリーマンが夏休みの旅行で使える金額とは大きくかけ離れています。
それなのにどうしてビジネスクラスに乗って旅行ができるかというと陸マイラーとしてANAマイルを貯めているからに他なりません。貯めたマイルを使って特典航空券を予約すれば燃油サーチャージや空港税を除き料金はかかりません。
陸マイラーとして1年間に20万マイル以上貯めている人は意外とたくさんいます。
今回の羽田ーウィーンの往復ビジネスクラスはハイシーズンの予約ということもあり95,000マイルでしたが、1年に20万マイル貯めていれば年に2回は往復ビジネスクラスでヨーロッパに行くことができます。
陸マイラーとしてマイルを貯める前は自分がビジネスクラスに乗るなんて考えてもいませんでしたが、マイルを貯めることで贅沢な旅行も可能にすることができます。