ソウル仁川から成田までアシアナ航空OZ102便でA380のビジネスクラスに乗ってきました。初めてのA380への搭乗です。
初めてのA380なだけではなく、初めてのアシアナ航空、初めてのスタッガードシート、初めてのビジネスクラス有償発券と初めて尽くしのフライトとなりました。
A380といえばANAがフライングホヌをハワイ路線に就航させますが、今回はアシアナ航空OZ102便ビジネスクラスのA380の内容をお伝えしたいと思います。
仁川国際空港のアシアナ航空プレミアムチェックインゾーン
仁川国際空港でチェックイン手続きを行いました。
仁川国際空港にあるアシアナ航空の搭乗手続きカウンターは2018年10月1日から西側K、L、Mカウンターから東側のA、B、Cカウンターに変更となっています。
また、Aカウンターには一部の搭乗客だけが利用することができるプレミアムチェックインゾーンが新設されています。
このプレミアムチェックインゾーンを利用できるのは以下の搭乗客になります。
- ファーストクラス利用客
- ビジネスクラス利用客
- アシアナクラブ プラチナ会員
- タイヤモンドプラス会員
今回のフライトはビジネスクラスなのでプレミアムチェックインゾーンを使いました。
プレミアムチェックインゾーンの中はファーストクラスとビジネスクラスのカウンターに分かれています。特に混雑もしておらず、すぐに搭乗手続きを済ませることができました。
一方で、一般のチェックインカウンターはご覧の通り大行列でした。
子連れでこの列に並んで子どもが途中でグズったら・・・と想像するだけでも冷や汗がでそうなので、プレミアムチェックインゾーンに助けられました。
さらにありがたいことに幼児を連れていたのでチェックインカウンターで「Fast Track Pass」をもらい、優先レーンを利用して並ぶことなく出国審査を済ませることができました。
世界最大の旅客機A380の圧倒的な存在感
出国手続きを終えてアシアナ航空ビジネスラウンジで過ごした後、ついにOZ102便のA380ビジネスクラスに搭乗です。
初めてのA380にワクワクしながら搭乗口の10番ゲートに向かいます。
搭乗口に到着するとすでにA380がスタンバイしていました。間近で見るとA380はものすごい大きさです。
A380は4発エンジンで総2階建てという世界最大の旅客機です。
世界最大の旅客機であるA380の大きさたるや、全長73メートル、垂直尾翼の高さは24メートルで、なんと7階建てのビルと同じ高さになります。
アシアナ航空OZ102便 A380 仁川ー成田ビジネスクラスについて
アシアナ航空OZ102便のA380ビジネスクラスは2階前方にあり座席数は66席となっています。
OZ102便のビジネスクラスはビジネスマーティウムというスタッガードのシートタイプです。1−2−1配列でシートピッチは74.5インチ、シート幅は22インチと180cmを超える自分でも快適に過ごすことができます。
1人で乗る場合はA列やK列など窓側の座席、夫婦やカップルで乗る場合はE、F列の座席に並んで座るのが良さそうです。
シートはフルフラットにすることもできます。
インチョンー成田のたった2時間20分のフライトなのでさすがにフルフラットにして寛いでいる人は周りに誰もいませんでした。
アシアナ航空OZ102便 A380 仁川ー成田ビジネスクラスに搭乗
いよいよアシアナ航空OZ102便に乗り込み成田までのフライトです。A380は一度に500人もの乗客を乗せるためボーディングブリッジは1階に2本、そして2階にも1本設置されます。
搭乗ゲートを越えると1階と2階のボーディングブリッジに分かれます。ビジネスクラスは2階へとつながるボーディングブリッジを進むことになります。
アシアナ航空OZ102便の2階前方スペース
A380の2階前方には1階へとつながる階段があります。機内に階段があるというだけでワクワクしてしまいますね。
なお、1階前方にはファーストクラスの座席がありますがOZ102便にはファーストクラスは設定されていません。
階段の右側にはラウンジスペースがあります。長距離路線だとここで寛いだりできるのでしょうが仁川ー成田間ではさすがに誰も使うことはなさそうです。
階段の左側にはトイレがあってかなり広いスペースとなっています。
お手洗いの中にはシートしかないのかと思いきや・・・
シートを上げるとトイレが出てきました。長距離路線だと着替えなどのためにシートとしても利用するのでしょう。
ロクシタンのアメニティが置かれていました。
アシアナ航空OZ102便の快適すぎるビジネスクラスシート
ビジネスクラスのシートですが今回のフライトで初めてスタッガードシートを経験することができました。
本来なら昨年ビジネスクラスでのハワイ旅行でANAのスタッガードシートを経験しているはずだったのですが、泣く泣くキャンセルせざるを得なかったため、初めてのスタッガードシートはANAではなくアシアナ航空でのフライトとなりました。
今回は窓側席となるK列の座席を選択しました。座席の隣にはサイドテーブルも付いているため1人で十分すぎるスペースを確保することができます。
K列でも通路側にシートがある席と窓側にシートがある席があります。下の画像のように窓側にシートがある方が通路から離れている分プライベート空間は広くなります。
しかし今回はあえてシートが通路側にある席を選択しました。
子どもが膝の上で遊ぶのに飽きたらサイドテーブルの手前の空間で遊ばせることができて、かつ僕が通路側にいるので子どもが通路に出るのを防げると思って選んだのですが、子どもはビジネスクラスを堪能することもなく機内でずっと寝ていました。
ビジネスクラスはただでさえ広いた空間なのですがA380は窓とシートの間に収納スペースがあるので窓側の座席はさらに広くなっています。ただこの収納スペースに物を入れると100%忘れてしまいそうです。
どちらも利用していませんがヘッドフォンとスリッパが置かれていました。また、USBポートとユニバーサルタイプの電源タップが付いています。
サイドテーブルにはシートコントローラーが付いており、リクライニングの角度を自由に調節できます。ボタンひとつでフルフラットにもできます。
機内エンターテイメントシステムのコントローラーはスマホを操作するような感覚で使うことができて使い勝手も良かったです。
フライト中はモニターを地図表示にしていたのですが、主要都市が表示される中で竹島がずっと「独島」と表示されていてかなり目障りでした。政治は空の下でやっていただきたい。
なお、OZ102便は短距離路線のため残念ながらビジネスクラスでもアメニティは特にありません。
アシアナ航空OZ102便ビジネスクラスの機内食
ビジネスクラスの機内食は洋食と韓国食から選択することができます。
【洋食】
前菜:シュリンプサラダ
メイン:チーズオムレツ
デザート:新鮮なフルーツ
コーヒー、お茶
【韓国食】
キノコと野菜のお粥
デザート:新鮮なフルーツ
コーヒー、お茶
今回は韓国食を選択して美味しくいただきました。ビジネスクラスの機内食とはいえ短距離路線なのでコースで1品1品出されることはありません。
OZ102便ファーストクラスのシートが解放される条件とは
アシアナ航空は2019年9月1日からファーストクラスのサービスを廃止して新たにビジネススイートとしてサービスを開始することを発表しました。
もともとOZ102便のA380にはファーストクラスの設定は無いのですがファーストクラスのシートがビジネスクラスの乗客に解放されるケースもあるようです。調べてみるとマイル積算率が125%となる予約クラス『C』の乗客にはファーストクラスのシートが解放されるとのことでした。
今回はゴールデンウィーク直前での予約となったのでマイルを使っての特典予約ができなかったどころか有償でも高いチケットしか残っていなかったので、予約クラスCのチケットでした。
それならファーストクラスのシートに座れるかもと思いアシアナ航空のウェブサイトを確認したのですが残念ながらファーストクラスのシートは選択不可でした。
ゴールデンウィーク直前だったのですでに席が埋まっていたのか、そもそも予約クラスCでも選択できないのか、はたまたアシアナ航空の上級会員である必要があるのか、解放条件は不明なままです。
アシアナ航空OZ102便 仁川ー成田 A380ビジネスクラス搭乗記まとめ
仁川ー成田の2時間ちょっとの短いフライトですが生まれて初めて総2階建ての超巨大飛行機A380のビジネスクラスに乗りました。ビジネスクラスはとても快適で2時間だけじゃなくもっと乗っていたいと思わせてくれるフライトでした。
そしてA380の迫力や総2階建ての機内に大興奮でした。
子どもと乗ったフライトだけログブックを付けているのですが、機内でCAさんにログブックへの記入をお願いしたらクルーの人たちの名前を書く欄に「チーフマネージャー○○、他20名」と書いてあったのがとても印象的でした。巨大なA380にはCAさんもそれだけ多く乗務にあたっているということですね。
前述の通りA380はエアバス社から生産中止が発表されたので、いつの日かA380に乗れなくなるときがきてしまいます。今回は有償発券でしたがANAマイルを使えばローシーズンで25,000マイル、ハイシーズンでも33,000マイルで仁川ー成田のビジネスクラスに乗ることができます。
いずれ消えてしまう運命にあるA380に今後少しでも多く乗りたいなと思いました。