入国審査で入国カードが必要となる国は多くあります。飛行機で海外に行く場合は機内で入国カードが配られ、 氏名・国籍・パスポートナンバー・旅行目的等を記入することになります。
台湾に入国する場合にも入国カードを提出する必要があるのですが、2015年から台湾では入国カードを提出する代わりに入国カードのオンライン申請が認められました。
この記事では台湾の入国カードのオンライン申請方法や書き方を具体的に解説していきたいと思います。
コロナによる入国規制も緩和され台湾への入国も可能となりました。入国カードのオンライン申請はとても簡単なので台湾に行く際にはオンライン申請しておくことを強くおすすめします!
台湾に行く際に入国カードをオンライン申請しておくメリット
飛行機に乗って台湾に行く場合には機内で紙の入国カードを配られます。2019年6月時点で台湾の入国カードは以下のような様式になっています。
もちろん配られた紙の入国カードを記入して入国することもできますが、オンライン申請の手続きはとても簡単なので日本であらかじめオンライン申請しておく方をおすすめします。
ここでは紙の入国カードについては触れませんが参考までに記入内容についても載せておきます。
(https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/asi/tw.html)
台湾に限った話ではありませんが、機内で入国カードを配られると以下のような事態に陥りがちだったりするので紙の入国カードがあまり好きではありません。
- どの項目に何を記入すればいいのかわからない
- ボールペンを忘れてしまい焦る
- パスポートナンバーを確認するためカバンからパスポートを出さなければならない
- 記入した入国カードをどこにしまったかわからなくなる
- 到着直前まで熟睡していて入国カードを書く時間がなく慌てる
しかし冒頭で説明したとおり台湾では2015年7月から紙の入国カードに代えて入国前にインターネットでオンライン申請することが可能となっています。
事前に入国カードをオンラインで申請することによって入国審査の時間が短縮できるわけではありませんが、入国カードのオンライン申請によって機内で入国カードを書く必要がなくなり有意義に時間を使うことができるようになります。
台湾への入国カードのオンライン申請方法
それでは入国カードのオンライン申請方法を具体的にみていきたいと思います。
台湾への入国カードをオンラインで申請する場合、台湾入国管理局の入国カードオンライン申請ページにアクセスする必要があります。
以下の「入國登記表 ARRIVAL CARD」ボタンをクリックすると台湾の入国カードのオンライン申請ページにアクセスできます。
台湾の入国カードのオンライン申請ページは以下のようなフォーマットとなっています。
オンライン申請は特に難しいわけでもなく直観的に入力できそうな項目が多いのですが、難しそうな項目だけ補足しておくことにします。
台湾入国カードのオンライン申請ページ(1/5)
項目 | 意味 | 必須・任意 | 備考 |
---|---|---|---|
English Family Name | 氏名(性) | 必須 | |
English Given Name | 氏名(名) | 必須 | |
Chinese Name | 中国語名 | 任意 | |
Date of Birth | 生年月日 | 必須 | |
Gender | 性別 | 選択 | Male/Femaleを選択 |
Place of Birth(Country) | 出生国 | 必須 | |
Place of Birth(City/State or Province) | 出生都市 | 任意 |
画面左上に緑色の「Import」ボタンがありますが、これについては後で説明するのでここではひとまず説明は省略します。
項目を入力したら「NEXT」ボタンをクリックして次のページに進みます。
台湾入国カードのオンライン申請ページ(2/5)
項目 | 意味 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
Nationality | 国籍 | 必須 | Japan |
Passport No. | パスポート番号 | 必須 | |
Visa Type | ビザの種類 | 必須 | |
Entry Permit/Visa No. | ビザの番号 | 任意 |
Visa Type(ビザの種類)
ビザの種類を入力する項目ですが日本人が90日以内の観光目的で台湾に滞在する場合ビザは不要です。そのため通常の観光であれば「免簽證 Visa-Exempt」を選択しておけば問題ありません。
入力したら「NEXT」ボタンをクリックして次のページに進みます。
台湾入国カードのオンライン申請ページ(3/5)
項目 | 意味 | 必須/任意 |
---|---|---|
Expect Arrival Flight/Vessel No. | 入国予定便 | 必須 |
Expect Arrival Date | 入国年月日 | 必須 |
Intended departure Date | 出国年月日 | 必須 |
Intended departure Flight/Vessel No. | 出国予定便 | 必須 |
Purpose of Visit | 入国目的 | 選択 |
Occupation | 職業 | 選択 |
コロナ前には無かった出国情報の記入が求められていますがどの項目も難しくはありません。
Purpose of Visit(入国目的)
1から10まで選択肢がありますがだいたいの人が観光目的でしょうから「3.觀光 Sightseeing」を選んでおけば問題ありません。
- 1.商務 Business
- 2.求學 Study
- 3.觀光 Sightseeing
- 4.展覽 Exhibition
- 5.探親 Visit Relative
- 6.醫療 Medical Care
- 7.會議 Conference
- 8.就業 Employment
- 9.宗教 Religion
- 10.其他 Others
Occupation(職業)
職業欄なので基本的には職業を選択するだけです。プルダウンメニューの選択肢が細かく分類されていてどれを選ぶべきかわかりにくいのですがコロナ前より更に選択肢が細かくなっています。
ITなどの選択肢もありますが普通の会社員であれば「職員/CLERK/EMPLOYEE/STAFF」を選択しておけば問題ありません。
以下に主要な選択肢をピックアップしていますがほとんどの人がいずれかに該当するかのではないでしょうか。
職業 | 選択肢 |
---|---|
会社員 | 職員/CLERK/EMPLOYEE/STAFF |
公務員 | 公務員/GOVERNMENT OFFICER |
専業主婦 | 家庭主婦/HOUSE WIFE |
学生 | 學生/STUDENT/SCHOLAR/PUPIL |
無職 | 無業/NONE |
その他 | 其他/OTHER |
入力したら「NEXT」ボタンをクリックして次のページに進みます。
台湾入国カードのオンライン申請ページ(4/5)
項目 | 意味 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
Home Address | 現住所 | 必須 | JapanだけでOK |
Residential Address or Hotel Name in Taiwan | 台湾での宿泊先 | 選択 | |
Select City | 滞在する市 | 選択 | |
Hotel Name | ホテル名 | 必須 | 中国語か英語 |
Residential Address or Hotel Name in Taiwan(台湾での宿泊先)
この項目には台湾での住所か滞在するホテル名を記入します。
「Hotel Name」を選択して、「Select City」欄には例えばホテルが台北にあるなら「臺北市 Taipei City」を選択します。その下の記入欄にはホテル名を中国語または英語で記入します。
入力したら「NEXT」ボタンをクリックして次のページに進みます。
台湾入国カードのオンライン申請ページ(5/5)
項目 | 意味 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
Cell Phone Number | 携帯番号 | 必須 | |
Email Address | メールアドレス | 必須 | |
Verification Code | 認証コード | 必須 |
入力したら「CONFIRM」ボタンをクリックして次のページに進みます。
台湾への入国カードのオンライン申請完了
申請内容に問題がなければ「Your Application is Accepted」と表示され、無事に入国カードのオンライン申請は完了です。
オンライン申請が完了すれば機内で配られた入国カードに記入する必要はなく、台湾での入国審査の際に入国カードをオンラインで申請していることを伝えるだけでOKです。
なお、画面右側の「Export File(.xls)」ボタンをクリックするとオンライン申請した内容をExcelファイルにエクスポートすることができますので、次回以降、台湾に行く際にはオンライン申請フォームの「Import」ボタンをクリックしてこのExcelファイルを読み込ませるとわざわざイチから入力する手間を省くことができます。
ただ、この機能を使う人が少ないのかExcelファイルに入力する項目が最新となっておらず項目が不足しています。そのためExcelファイルをインポートしてもオンライン申請時に別途入力しなければならない項目もあります。
オンライン申請は台湾に行く何日前までにしておく必要があるのか
台湾入国管理局の入国カードオンライン申請ページを確認しても、台湾に行く何日前までにオンライン申請を済ませておく必要があるのかについて記載がありません。
例えば今日急に台湾に行くとなった場合に当日オンライン申請をしても間に合うのか気になるところです。
当日にオンライン申請をした経験はありませんが調べた限りではどうやら当日にオンライン申請をしても大丈夫なようです。
おそらく入国審査で審査官がシステムに問い合わせるまでにオンライン申請が完了していれば問題なく入国できるものと考えられます。極端なケースですが台湾に到着してから入国審査までの間にオンライン申請をしても問題なく入国できるのではないでしょうか。
台湾への入国カードをオンライン申請した場合の入国審査での対応方法
入国カードのオンライン申請が完了している場合、台湾行きの機内で入国カードを配られても何も記入する必要はなく、そのまま入国審査に向かってしまって大丈夫です。
入国審査の際に審査官に入国カードについて問われることもありますが、その場合はオンラインで申請していることを伝えれば問題ありません。
今までの経験上ではこちらから何も言わなくても審査官が自主的にオンライン申請しているかどうかを確認してくれるため、入国カードについて問われたことはありません。
入国カードのオンライン申請以外で台湾に行く際に役立つ情報
台湾に行く場合は入国カードをオンライン申請しておくことが便利だということはわかっていただけたと思いますが、入国カードのオンライン申請の他にもおすすめの情報をご紹介しておきたいと思います。
台湾に1年に3回以上行く人は「常客証」のオンライン申請がおすすめ
台湾の入国審査をスピーディーに済ませることができる方法として「常客証」というものがあります。
残念ながら最近1年間で3回以上台湾に行った人しか常客証を申請することはできませんが、常客証があれば入出国審査で専用レーンを利用することができるためスピーディーに入出国審査を済ませることができます。
SIMフリーのスマホを持っているなら日本でプリペイドSIMを購入しておくのがおすすめ
SIMフリーのスマホを使っている人は入国カードのオンライン申請だけでなく、台湾に行く前にプリペイドSIMを購入しておくことをおすすめします。
日本でプリペイドSIMを購入して台湾行きの機内でSIMカードを交換しておけば、台湾に到着後すぐにインターネットにアクセスできます。
台湾に着いてから空港内のショップでプリペイドSIMを購入しようとすると混雑していることが多いので日本で購入することをおすすめします。
台湾に行くときはいつも日本でプリペイドSIMカードを購入していますがサクサクとネットに繋がり快適ですよ。
台湾にお金をかけずにビジネスクラスで行く方法
台湾との往復では何度かビジネスクラスを利用しています。台湾までは3〜4時間程度のフライトなのでエコノミークラスでも十分なのですが、ビジネスクラスだと航空会社のラウンジが使えたり機内では広いシートでくつろぐことができたりと、空の旅がとても快適になります。
マイルを貯めるとビジネスクラスにも無料で乗ることができるようになります。(燃油サーチャージや空港税は別途必要)
もちろん貯めたマイルでエコノミークラスを利用することもできますし、台湾以外の国に旅行をする場合や国内旅行にもマイルは使えます。
台湾でマリオット系ホテルに無料で宿泊したいならマリオット・ボンヴォイ・アメックス・カードがおすすめ
台湾でちょっとリッチなホテルに泊まりたいのであれば旅行好きの人を中心に大人気のクレジットカード「マリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアム・カード」もおすすめです。
世界最大のホテルチェーンであるマリオットグループのホテルにポイントだけで無料宿泊でき、さらにゴールドメンバーとして客室をアップグレードしてもらえたり様々な特典を受けて優遇されることもあります。
今なら新規入会してキャンペーンの条件を満たすだけで無料で泊まれるだけのポイントも獲得できるチャンスです。詳しい内容は以下のリンクからご確認ください。
台湾入国カードのオンライン申請まとめ
2015年から台湾で導入された入国カードのオンライン申請が非常に便利です。台湾に行くときは事前に入国カードをオンライン申請することにより、わざわざ機内で入国カードを記入する必要もなくなります。
日本から台湾までは短時間のフライトなので入国カードを記入する時間はもったいないですし、日本にいる間にオンライン申請しておけばパスポート番号や宿泊するホテルの所在地なども慌てず落ち着いて調べて記入することができ書き間違いも減らせます。
入国カードのオンライン申請はとても簡単なので台湾に行く際にはぜひ入国カードのオンライン申請を利用してみてください。