今回はモロッコでの宿について書きたいと思います。モロッコに泊まる場合はホテルもしくはリヤドといわれるところに泊まることになります。
モロッコのリヤドとは
ホテルについては何の説明もいらないと思いますが、リヤドについてはご存知ない方も多いと思います。
リヤドとは「中庭付きの邸宅」を意味するアラビア語です。
昔の上流階級の人たちが暮らしていた家なのですが、改装されて旅行者向けの宿として使われています。新市街ではホテルもいっぱいありますが、旧市街だとホテルはほぼ無いのでリヤドに泊まることになるのが一般的です。
例えばマラケシュの場合だと旧市街に建てられているのは下の写真のように赤土で造られた家ばかりなのですが、リヤドも外観は一般の住宅と似たような感じで見分けがつかない場合が多いです。
でも、中に入ってみるとすごく綺麗だしインテリアや雑貨はモロッカンテイストでとても可愛くてギャップにやられること間違い無しです。
僕は旅先でほんの少しでも現地の暮らしや現地の人を知りたいという気持ちが強いので、例えば沖縄の離島に行く際はホテルではなく民宿に泊まることにしています。
モロッコでもリヤドに泊まっていたのですがリヤドはモロッコ人ではなく外国人が昔の邸宅を購入して宿として運営しているケースがほとんどのようです。 それでもモロッコの住宅を見ることができるのでホテルに泊まるよりも少しは現地の生活を味わうことができると思います。
旧市街は細い道が迷路のように入り組んでいるのでスマホのGPS機能を使っても目的地にたどり着かない場合があります。またリヤドはホテルと違い看板や案内などを出していないことも多いです。そのため、モロッコに行く前に日本で事前にリヤドの場所を確認しておき、可能であれば目印や生き方を聞いておいた方がいいでしょう。
僕がモロッコで泊まったリヤド
次は実際に僕がモロッコで泊まったリヤドを紹介しておこうと思います。
Riad House13(マラケシュ)
Riad House13はマラケシュにあるリヤドです。オーナーが日本人女性ということもあり泊まっているのも日本人ばかり、いわゆる日本人宿というやつです。
海外に行ってまで日本人宿に泊まるのは好きじゃないのですが、モロッコは情報が少なくわからないことが多かったので最初はRiad House13に泊まってオーナーや宿泊している日本人に色々とモロッコ情報を教えてもらおうと考えて宿泊しました。
泊まってみると日本人がいる安心感もありますがそれだけではなくて宿としても快適でした。
僕が泊まったときはBooking.comから予約しましたが現在は取り扱っていないようなのでWEBサイトから予約する必要があります。
宿泊中の洗濯物は自分で洗って屋上に干すことになります。こういうところもホテルとは違っているのでホテル派の人には拒否反応が出るところかもしれませんね。
屋上には犬もいるので一緒に遊べます。
料金は部屋のタイプによって異なりますが個室だと1泊300DH(ディルハム)〜800DH(日本円で約3,600円〜9,600円)です。ドミトリーの場合は120DH(約2,400円)です。
Wi-Fiはありますが部屋に入ると繋がりにくかったです。宿泊客みんなが集まる中庭では快適に使えました。
リヤドブッサ(マラケシュ)
本来マラケシュ滞在中はここに泊まるつもりで予約も済ませていたのですが、情報収集を兼ねてRiad House13に泊まることにしたため泣く泣くキャンセルしたリヤドです。
ここはインテリアが可愛くオーナーのフランス人女性をはじめスタッフのホスピタリティも素晴らしいと評判で日本人女性に大人気のリヤドらしいです。Bookin.comでの評価も10点中9.5点と非常に高いです。
次モロッコに行く際は泊まってみたいと思います。
料金は1泊10,000円前後ですがBooking.comの場合は2泊からの予約しか受け付けていないようです。
リヤドマムーシュ(メルズーガ)
次は砂漠の街メルズーガで泊まったリヤドになります。
メルズーガではリヤドマムーシュというところに泊まりました。メルズーガのリヤドはここリヤドマムーシュの一択でいいと言えるほどお勧めです。
リヤドマムーシュのオーナーであるモハさんは東京飯田橋でモロッコ料理屋を経営していることもあり日本語ペラペラです。
部屋は綺麗でリヤドにはプールも付いていて自由に泳ぐことができます。そしてリヤドマムーシュもスタッフが皆フレンドリーでホスピタリティに溢れています。
料金はシングルルームで1泊400DH(約4,800円)で朝夕2食付きです。Booking.comでは30€ですがモロッコの通貨DHでも支払うことができますのでわざわざユーロを用意して行く必要はありません。
そしてリヤドマムーシュにはバックパッカー応援プランというものがあります。部屋は無く屋上に布団を敷いて寝ることになりますが朝夕2食付きで150DH(約1,800円)という安旅派にはもってこいのプランです。屋上で砂漠の風を浴びながら満天の星のもとで寝るのも気持ちよさそうです。
ここは日本語が話せるオーナーがいることもあってか日本人に人気のようです。しかし僕が泊まった日は他に日本人はおらず、宿で申し込んだサハラ砂漠ツアーは僕以外は全員スペイン人という状況でした。そのおかげでスペイン人と仲良くなり今でも交流できているので結果的には良かったです。
ここに泊まったという日本人バックパッカーにシェフシャウエンで出会ったのですが、その人がツアーに参加したときは全員が日本人バックパッカーで、しかも全員が世界一周中だったそうです。
カーサペルレータ(シェフシャウエン)
最後はシェフシャウエンで泊まった宿です。
ここの宿名はリヤドではなくカーサ(Casa)で始まります。カーサとはスペイン語で「家」のことですが、モロッコの中でもスペインに近いためリヤドではなくカーサで始まっているのだと思います。
ここカーサペルレータはシェフシャウエンでは人気の宿のひとつだそうです。部屋は清潔でスタッフも皆すごくいい人で人気なのも頷けます。
女性スタッフの方は日本人の知り合いがいるらしく日本がすごく好きだと言っていて、とても良くしてもらえました。
宿のなかも青い壁でシェフシャウエンにいることを強く感じさせてくれます。
テラスで青い街を眺めながらの朝食も最高でした。
トリップアドバイザーなどの口コミでも高い評価を得ていますが現在はWEBサイトからしか予約できないようです。
料金は部屋により異なりますが一般的な部屋で一泊55€です。支払いがモロッコの通貨DHではなくてユーロなところがヨーロッパに近い場所だということを感じさせてくれます。
カーサペルレータを予約すると英語でメールが届き事前に宿泊代金の30%をPayPalで支払う必要がありますので、宿から届くメールを見落とさないように気をつけましょう。
青い街シャウエンについてはこちらで詳しく書いています。
以上、モロッコ宿泊編でした。