ACホテル東京銀座宿泊記！プラチナエリート特典でプライムスーペリアルームにアップグレード

ACホテル東京銀座に宿泊してきました。2020年7月9日にオープンしたばかりのACホテル東京銀座の客室の様子やアップグレードの内容など詳細にお伝えしていきます。

ACホテル東京銀座の概要

ACホテル東京銀座は世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルグループのホテルです。

冠についている「ACホテル」というブランド名はあまり聞き慣れませんが、「ザ・リッツ・カールトン」、「セントレジス」といったマリオットグループの名だたるホテルブランドのひとつです。ランク的には「コートヤード」や「フェアフィールド」といったブランドと同じセレクトホテルに位置しています。

ACホテルズはスペイン発祥で、若者を中心としたビジネスやレジャー旅行者をターゲットとしてマリオット・インターナショナルが北南米及びヨーロッパ圏で100軒以上展開しており、スタイリッシュなデザインが特長のアッパーミドルクラスのライフスタイルホテルブランドです。

そんなACホテルズブランドの記念すべきアジア初上陸となったホテルが今回宿泊した『ACホテル東京銀座』となります。

ACホテル東京銀座のロケーションですが、その名が示すとおり銀座にあります。銀座駅や東銀座駅から徒歩5分以内と非常に良い立地となっておりGINZA SIXもすぐ裏にあります。観光はもちろんビジネスでも絶好のロケーションですね。

また、面白いことにACホテル東京銀座のお隣には同じマリオットグループの『コートヤード・マリオット銀座東武ホテル』があります。さらに反対隣には2020年10月にオープンする『アロフト東京銀座』が建設されており、マリオットグループのホテルブランドが3軒連なる珍しい光景を目にすることができます。

そんなACホテル東京銀座のマリオットカテゴリーはカテゴリー5となっています。

ホテルカテゴリーはすでに廃止となっています。

ACホテル東京銀座にチェックイン プライムスーペリアキングにアップグレード

ACホテル東京銀座の宿泊料金は平日でも30,000円を超えておりカテゴリー5のホテルとしてはなかなか強気な料金設定かと思います。しかし今回は有償ではなくマリオットポイントを利用して予約をしており、カテゴリー5ということで35,000ポイントで宿泊してきました。

カテゴリー	ピーク	スタンダード	オフピーク
カテゴリー5	40,000	35,000	30,000

平日、コロナ禍でインバウンド需要は望めない、GoToトラベルで東京は除外、と三拍子揃ったこともあってかオープン直後のホテルにも関わらず稼働率はかなり低そうな印象でした。

今回予約したのは最もリーズナブルな低階層のスタンダードルームだったのですが、フロントでチェックインを済ませると高層階プレミアフロアのプライムスーペリアキングルームにアップグレードしていただくことができました。

客室タイプ	広さ
キングまたは2ツイン（低層階）	25㎡
スタンダード（キングまたは2ツイン）	25㎡
プライムスタンダードキング	25㎡
スーペリア（キングまたは2ツイン）	30㎡
プライムスーペリア（キングまたは2ツイン）	30㎡
プレミアムキング	50㎡
プレミアム2ツイン	60㎡

夕方近くまで家で仕事をしていたのでアーリーチェックインは無し、レイトチェックアウトは16時までオーケーでした。

また、マリオットのプラチナエリート会員以上であればウェルカムフード＆ドリンクか500ポイントどちらか選べる特典もあります。今回はウェルカムフード＆ドリンクをチョイスしました。

ではさっそく高層階プレミアフロアのプライムスーペリアキングルームの様子を紹介していきましょう。

ACホテル東京銀座のプライムスーペリアキングルームは白とブラウンで部屋全体が統一がされていて、とてもシンプルでスタイリッシュな空間となっています。当然ですがカテゴリー5だからといってチープな印象はまったくありません。

部屋はウエットエリアとベッドルームが一体となっており、手前の洗面台のすぐ奥には丸見えの状態でベッドルームがあります。

このシームレスな部屋に入ると韓国で泊まった『フェアフィールドバイマリオットソウル』を思い出しましたが、一体型に慣れていない人は少し戸惑うかもしれません。でもウエットエリアとベッドルームはスライドドアで仕切ることもできますよ。

プライムスーペリアキングルームは30㎡とそこまで広いわけではないですが、ウエットエリアとベッドルームとに仕切りを設けていないことや、大きな鏡をいくつも設置することによって部屋を広く見せる工夫がされています。

部屋の中央に居座るキングサイズのベッドはシモンズのマットレスで硬すぎず柔らかすぎず極上の眠りを提供してくれました。

枕元にはシンプルでオシャレな照明ボタンがありました。電源もユニバーサルタイプの電源やUSBポートだけでなくUSB-Cポートまであって使い勝手は抜群でした。

また、細かい部分ですがボールペンの代わりに鉛筆が置いてあったのが可愛くて印象的でした。

そしてキングベッドの奥にはテーブルが置かれています。ソファは2人で座ってちょうどいいくらいの大きさです。

今回ACホテル東京銀座にはリモートワークがてらの宿泊ということもあって、このスペースで過ごす時間が最も多かったのですが、シンプルで落ち着く空間なので居心地良すぎでした。

今回泊まった部屋は客室フロアとしては最上階となる13階でした。銀座という場所柄あまり景観に期待はしていませんでしたが、窓から外を見てみると予想通りの景観でした。景観はいまいちでしたが昭和通りに面している部屋だったので向かいに建つビルとも距離があって圧迫感は無かったです。

窓側から部屋の入り口側をみるとこのようになっています。

部屋に入り口付近にあるクローゼットです。中には黒のバスローブのほか、傘や消臭剤、スチームアイロンなどが置かれていました。

黒いスリッパにはACホテルのロゴが入っている黒いスリッパは見た目がスタイリッシュなだけでなく履き心地も良く実用性も兼ね備えていました。

ルームウェアはセパレートタイプとなっており着心地も良かったです。

ACホテル東京銀座スーペリアキングルームのミニバー

キングベッド奥のテーブルスペースの向かい側はミニバーとなっています。そしてミニバーの隣にはコンパクトなビジネスデスクがあります。

ミニバーにはネスプレッソマシンの他、紅茶、日本茶、ミネラルウォーターなどが用意されていました。ガラス製のカップがオシャレです。

冷蔵庫を開けるとミネラルウォーターだけでなくグラスも冷やされていました。使うことはありませんでしたが暑い時期にこのような心遣いをしていただけるのは嬉しいことです。

なお、ミニバーといってもアルコールやスナックは置かれていませんでした。

ACホテル東京銀座スーペリアキングルームのウェットエリア

次はウェットエリアをご紹介します。

ベッド手前にある洗面台は無機質で無駄を削ぎ落とした造りとなっています。コンパクトですが1人での滞在ということもあり不自由はしませんでした。

アメニティとしてシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーミルクのミニボトルが用意されています。「KORRES（コレス）」というギリシャのブランドのようです。好き嫌いが分かれそうなムスクの香りで、残念ながら個人的にはあまり好きではありませんでした。

歯ブラシなどのアメニティは黒い箱で統一されていて高級感が漂っています。

ドライヤーはスイスのチューリッヒに本社を置く「Solis（ソリス）」という老舗ブランド製です。アメニティのKORRES同様に他のマリオットグループのホテルでは目にすることのないブランドが使われています。

プレミアスーペリアキングルームにはバスタブは無くシャワーブースのみとなります。オーバーヘッドシャワーも付いています。シャワーの水圧が驚くほど強かったのが印象的でした。

プラチナ特典！AC Kitchen（AC キッチン）での無料朝食

ACホテル東京銀座の1階にはAC Kitchen（ACキッチン）というレストランがあります。朝食、ランチ、ディナーを楽しむことができるのですが、マリオットのプラチナエリート特典として朝食を無料でいただくことができます。

今回は子供もおらず1人での宿泊なので夜はAC Kitchenでディナーを楽しもうと意気込んでいましたが、見事に1人も客がおらず居心地が悪くなりそうだったので夕食はホテルを出て外で済ませました。

朝食こそはとAC Kitchenを訪れましたが朝も無人でとても寂しい状態でした。

AC Kitchenはそこまで広くありませんがモダンな雰囲気がいい感じでした。

テラス席も配置されていて天気の良い日に利用したいと思いました。銀座の一等地でゆっくり朝食をとりながら至福のひとときを過ごすのもいいですね。

AC Kitchenの朝食は、「AC ブレックファースト」か「AC 和食膳」のいずれかの選択式となっています。料金は税・サービス料別で1人3,500円となっているためプラチナエリート特典のありがたみを感じることができますね。

チェックインの際にスタッフの方からクロワッサンをお勧めされたので「AC ブレックファースト」を選んでみました。ACホテルズブランドの発祥がスペインということもあるのかスペイン産の素材を活かしたスペイン料理となっていました。

赤茶色の丸い器に乗っているのが「カズエラ料理フラメンカエッグ」なのですがこれが絶品でした。

そしてスタッフの方にお勧めされたホテルメイドのバタークロワッサンですが、こちらもフラメンカエッグに負けず劣らずの絶品でした。AC Kitchenの評判が良いのも頷けます。

美味しいクロワッサンといえばザ・リッツ・カールトン京都の朝食でいただけるピエール・エルメのクロワッサンもおすすめです。

「AC ブレックファースト」、「AC 和食膳」どちらを選んでもビュッフェも併せて利用できます。ビュッフェコーナーは新型コロナウイルスの感染拡大防止のためビニール手袋とマスクをして利用する必要があります。

ビュッフェコーナーにはワッフルやチュロスが置かれていました。

デザートやフルーツも用意されています。透明のビニールシートで飛沫がかかるのを防止しています。

アップル、オレンジ、グレープフルーツといったドリンク類も置かれていて、トマトとメロン2種類のフレッシュジュースも用意されていました。

今回は利用していませんがAC Kitchenのオープンキッチンではエッグステーションとヌードルステーションもありました。

ACホテル東京銀座の最上階にあるルーフテラスもおすすめ

ACホテル東京銀座の最上階となる15階にはルーフテラスがあります。ルーフテラスにはソファやテーブルが用意されていて、宿泊客であれば誰でも自由に利用することができます。

開放的なルーフテラスは、暑い夏でも夜は涼しく快適に利用することができました。

ACホテル東京銀座から2kmほど離れたところには東京タワーがあり、銀座の街の向こうには東京タワーを望むこともできます。

ACホテル東京銀座 宿泊記！まとめ

2020年7月に開業したばかりのACホテル東京銀座に宿泊してきました。

ACホテル東京銀座の宿泊料金は平日でも1泊3万円以上と決して安くはありませんが、マリオットカテゴリーはカテゴリー5と高くないためポイントを利用すればスタンダードシーズンで35,000ポイントで宿泊することができます。

スペイン発祥となるACホテルズブランドの冠がついたACホテル東京銀座はモダンでスタイリッシュな雰囲気がとても印象的でした。開業して間もないこともありホテル全体がとても綺麗で滞在中は心地よく過ごすことができました。

ACホテル東京銀座の1階にあるAC Kitchenでいただける朝食は、フラメンカエッグとクロワッサンが絶品なので、ぜひ洋食（AC ブレックファースト）を選択することをおすすめします。

妻にACホテル東京銀座の写真を見せたら行きたがっていたので次回は家族揃って滞在してみたいと思います。ACホテル東京銀座は家からそこまで遠くないので家族でちょくちょく泊まりに行くホテルになりそうです。