沖縄県宮古島市にある『イラフSUI宮古島(イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古)』に宿泊してきました。
正直なところ宮古島より石垣島派なのでスキューバダイビングでしか宮古島には行かないのですが、今回はダイビングをすることもなくイラフSUI宮古島に泊まることだけを目的に宮古島に行ってきました。
オープンして2年ほどのラグジュアリーホテルで、ホテル自体にも大満足だったのですが、プラチナエリート特典でアップグレードしてもらったオーシャンビューコーナージュニアスイートからの眺めが感動的でした。
この記事を見てくださっている方にイラフSUI宮古島の魅力が伝わるよう写真多めでレビューしていきます。
イラフSUI宮古島の概要
イラフSUI宮古島(イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古、IRAPH SUI, a luxury Collection Hotel, Miyako Okinawa)は、沖縄県の宮古島に隣接する伊良部島という島にあるホテルです。
森トラストグループのホテルブランド「翠 SUI」を冠するとともに、マリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーブランドである「ラグジュアリーコレクション」でもあるダブルブランドのホテルとなっています。
58室の客室には五感で海と島を感じながら滞在できる広い屋外バルコニーやガーデンがあり、客室によってはプライベートプールも付いています。開放的な眺望とモダンなインテリアのレストラン、海の眺めに溶け込むようなデザインのインフィニティプール、スパ、ビーチクラブなど、ラグジュアリーな施設となっています。
シーズンにもよりますがイラフSUI宮古島の宿泊料金はスタンダードな客室でも1泊7〜8万円、マリオットボンヴォイのカテゴリーも最高位となるカテゴリー8だったラグジュアリーホテルです。
- 名称:イラフSUIラグジュアリーホテル沖縄宮古(IRAPH SUI, a luxury Collection Hotel, Miyako Okinawa)
- 所在地:沖縄県宮古島市伊良部字伊良部818番5
- 開業:2018年12月19日
- 客室数:58室
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:12:00
- 公式サイト:https://www.suihotels.com/iraphsui-miyako_okinawa/
イラフSUI宮古島へのアクセス
宮古空港からイラフSUI宮古島へのアクセスは、車で伊良部大橋を経由して20分ほどの場所にあります。
伊良部大橋開通前は宮古島からレンタカーをフェリーに載せて伊良部島に渡っていたのですが、伊良部大橋が開通してから伊良部島へのアクセスが格段に便利になりました。
イラフSUI宮古島では宮古空港と下地島空港からの無料送迎サービスも行ってくれていますが、島では車がないと不便なのでホテルに缶詰状態でもない限りレンタカーでのアクセスをおすすめします。
なお、イラフSUI宮古島の駐車料金は無料となっておりバレーパーキングサービスはありません。
イラフSUI宮古島の客室タイプ
イラフSUI宮古島にはスイートを含む全58室の客室があり、客室タイプは以下のようになっています。
客室タイプ | 面積 | 室数 | |
---|---|---|---|
オーシャンビュールーム | 45㎡ | バルコニー 12㎡ | 8室 |
アッパーオーシャンビュールーム | 45㎡ | バルコニー 12㎡ | 27室 |
ガーデンジュニアスイート | 67㎡ | プール・ガーデン 42㎡ | 6室 |
オーシャンフロントジュニアスイート | 66㎡ | バルコニー 17㎡ | 2室 |
オーシャンビューコーナージュニアスイート | 76㎡ | バルコニー 17㎡ | 5室 |
オーシャンフロント コーナージュニアスイート | 71㎡ | バルコニー 41㎡ | 1室 |
ガーデン コーナースイート | 98㎡ | プール・ガーデン 57㎡ | 2室 |
イラフ コーラルスイート | 103㎡ | ジェットバス・バルコニー 80㎡ | 1室 |
ミヤコ ガーデンスイート | 119㎡ | プール・ガーデン 156㎡ | 1室 |
ドッグフレンドリールーム | 45㎡ | バルコニー 12㎡ | 3室 |
ドッグフレンドリー コーナージュニアスイート | 76㎡ | バルコニー 17㎡ | 1室 |
元々はスタンダードなオーシャンビュールームをポイントで予約していましたが、マリオットボンヴォイのプラチナエリート特典で客室をアップグレードしていただきオーシャンビューコーナージュニアスイートに宿泊することができました。
ちなみに宿泊した日のオーシャンビューコーナージュニアスイートの料金は1泊約16万円と有償ではとても泊まれない金額でした。
イラフSUI宮古島にチェックインしてホテルの美しさに驚き
羽田から朝イチの直行便に乗り宮古島に到着しました。ホテルにはアーリーチェックインのリクエストをしていたものの、お昼を食べたり海を見に行ったりしていたので結局は15時ごろイラフSUI宮古島に到着しました。
15時からのチェックイン開始の時間帯にかぶってもコロナ禍なので空いているかと思っていたのですが、駐車場に車を停めてホテルの中に入ってみるとロビーでは3組ほどがチェックイン手続き中でした。
ホテルの入り口を進むとすぐに青々とした伊良部島の海とホテル自慢のインフィニティプールが目に飛び込んでくるためホテルに入った瞬間からテンションは最高潮に達します。
そしてこちらがロビーの様子です。海とインフィニティプールを眺めながらのチェックインとなります。窓の外に広がる景色に気を取られてスタッフの方の説明があまり頭に入ってこなかったのですがそれも仕方ないかなと思えるほどの絶景です。
チェックインの際にマリオットボンヴォイのプラチナエリート会員の場合は朝食無料特典か1,000ポイントの特典かを選択することができますが迷うこと無く無料での朝食を選択しました。
プラチナエリート会員ということで16時までのレイトチェックアウトも可能でしたがフライト時間との兼ね合いもあり今回はお願いしませんでした。
- スイートルームを含む客室のアップグレード
- 最大16時までのレイトチェックアウト
- 朝食無料特典またはマリオットポイント1,000ポイント
- レストランの利用割引
先ほどのインフィニティプールですがロビーを出てプールサイドから見た様子がこちらになります。
宿泊したのは3月下旬で外に出ると半袖でも汗がにじむほどだったのですが、インフィニティプールの営業は4月から10月のため残念ながら泳ぐことはできませんでした。
ビーチパラソルの奥に見えるのがイラフSUI宮古島で唯一のレストランとなる「TIN’IN(てぃんいん)」です。
イラフSUI宮古島の白い外観と宮古島の青い空とのコントラストが映えますね。
海側から見たイラフSUI宮古島です。3階建てのように見えますが実際には4階建てです。ロビー階が2階となっておりインフィニティプールより低い位置に1階があります。
都心に多い高層ホテルも魅力的ですが個人的にはイラフSUI宮古島のような低層でゆとりのある佇まいのホテルが好きです。
アップグレードされたオーシャンビューコーナージュニアスイートの絶景に感動
それではオーシャンビューコーナージュニアスイートのお部屋を紹介していきたいと思います。オーシャンビューコーナージュニアスイートの間取り図は概ねこのような感じになっています。
部屋に入ると目の前にはクローゼットがあります。かなり広いのでたくさん荷物があってもスーツケースを広げてもスペースに余裕があるのが嬉しいです。クローゼットはバスルームともつながっています。
クローゼットにはスリッパだけでなくビーチサンダルも置いてありました。イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古のロゴもプリントされていて可愛いですね。
今回はバルコニーで履くくらいしか使いませんでしたが夏は大活躍してくれそうです。
オーシャンビューコーナージュニアスイートのベッドルーム
ベッドルームに目を向けるとベッドと大きな窓が視界に入ってきました。興奮を抑えきれないままベッドルームへと足を運びます。
お待ちかねのベッドルームです。
キングサイズのベッドが置かれていてもなお十分なスペースが確保されており、リビングスペースはシンプルモダンで爽やかなインテリアで統一されています。
ラグジュアリーホテルではよくシモンズのベッドが使われていることが多いですが、ここイラフSUI宮古島のベッドはエアウィーヴ製です。
柔らかすぎるベッドよりも少し硬めのベッドが好きなのですがこのベッドは今までに宿泊したホテルの中で一番硬かったです。それでも寝心地はとてもよく体が痛くなるといったこともありませんでした。
海をイメージしたカーテンとクッションのブルーがいいアクセントになっています。奥に見えるのが広いウェットエリアになります。
テーブルの上にはメッセージカード、お菓子そしてウェルカムフルーツのドラゴンフルーツが置かれていました。
上品なだけのお菓子ではなく、翡翠色のチョコ、紫芋のクッキーやドライマンゴーがしっかりと沖縄らしさを伝えてくれています。
そして閉められていたカーテンを開けてみると一面に海が広がっていました。
宿泊したオーシャンビューコーナージュニアスイートの客室は最上階となる4階だったこともあり、視界を遮るものは何ひとつなく水平線まで見渡せる圧巻の景色でした。
2日間の滞在中、部屋にいるときは波の音だけを聞きながらただただ海を眺めていました。海だけしかないことにより贅沢で上質な時間を過ごすことができました。
ずっと海のある暮らしに憧れていたので目が覚めるとそばに海があるなんて最高の贅沢です。
オーシャンビューコーナージュニアスイートのバルコニー
部屋からでも海を眺めることはできますがオーシャンビューコーナージュニアスイートには17㎡のバルコニーも備わっているので、より近くに海を感じたいのであればバルコニーに出るのがおすすめです。
バルコニーにあるソファに座ったり横たわって海を眺めているのも至福の時間です。
右側には下地島が見えます。下地島には10分ほど車に乗れば行けるのでイラフSUI宮古島に宿泊する際には有名な下地島空港のRW17エンドにもぜひ足を運んでみてください。干潮時間、日没時間、飛行機の離発着時間を調べてRW17エンドに行くとより楽しめると思います。
反対側は海だけでなくインフィニティプールやビーチクラブなどホテルの施設も見えます。
オーシャンビューコーナージュニアスイートのミニバー
入り口からベッドルームまでの廊下にはミニバーがあります。
ミニバーには有料のアルコール類が置かれています。
冷蔵庫の中にはオリオンビール、炭酸飲料、お茶、ミネラルウォーター、そしてマンゴージュースが並んでいます。なぜか炭酸飲料が幅を利かせています。
イラフSUI宮古島にはクラブラウンジが無いため、その代替サービスとしてマリオットのプラチナエリート会員以上であれば冷蔵庫にあるドリンクをすべて無料でいただくことができます。
無くなったら電話すると追加してもらえますし、ターンダウンサービスの際にも追加してもらえます。連泊の場合は黙っていても次の日に補充してもらえます。
オーシャンビューコーナージュニアスイートのウェットエリア
オーシャンビューコーナージュニアスイートのウェットエリアは白を基調として清潔感があり、写真を見てもらうとわかりますがものすごく広いのが特徴です。
写真左端がバスタブ、白いドアはトイレ、その横のガラス張りになっているところがシャワーブース、そして右端には洗面台があります。
洗面台は使い勝手のいいダブルボウルです。6万円近くする高級ドライヤーのレプロナイザー4D Plusも置かれています。
シャンプー、コンディショナーといったアメニティはスエーデンのストックホルム発祥の『BYREDO』です。
ザ・リッツ・カールトンなら『アスプレイ』、マリオットホテルであれば『THANN』といったようにホテルブランドごとにアメニティが統一されていることが多いですが、ラグジュアリーコレクションの『BYREDO』の香りが一番好きです。
プール付きのガーデンジュニアスイート
続いてはガーデンジュニアスイートの客室を紹介していきます。ガーデンジュニアスイートの特徴は何といっても部屋にプールが付いているということです。67㎡の客室に42㎡のプール・ガーデンが付いています。
子どもと一緒にイラフSUI宮古島に泊まった際にプールで遊びたがっていたのでSNA(スイート・ナイト・アワード)特典を使ってガーデンジュニアスイートにアップグレードしてもらいました。
ガーデンジュニアスイートの間取りは以下のようになっています。
部屋の中央にはテレビが埋め込まれた壁が設置されておりリビングルームからベッドルームが見えないようになっています。
ベッドルームはツインベッドで広々としています。
そしてカーテンを開けると部屋の外にプールが見えます。プールが見えた時点で子どもは大興奮でした。
ガーデンジュニアスイートに宿泊したのは11月でインフィニティプールにはもう入れない時期だったのですが、部屋のプールは時期を問わず自由に入ることができます。宮古島といえど11月に泳ぐのは少し寒かったですが子どもが楽しみにしていたので致し方なしです。
プールは思ったよりも広く、そして意外と深く水深1メートル以上あった気がします。うちの子どもは足がつかなくて怖がっていました。
泳いでいると上の階のベランダから見えます。見られることなど気にせず楽しむのが一番なのですが目が合うと少し恥ずかしいです。
もちろん夜でもプールに入ることはできます。夕食後に子どもがプールに入りたがったので2人で震えながら遊びました。
レストラン『TIN’IN(てぃんいん)』の食事は朝食もディナーも最高
今回の滞在ではイラフSUI宮古島で唯一のレストラン「TIN’IN」で朝食と夕食をいただきました。
朝食はプラチナエリート会員以上であれば特典を利用して無料でいただくことができますが夕食はお値段も張ります。それでも利用してよかったと思える絶品料理でした。
プラチナエリート特典での無料朝食
朝食は1名5,000円ほどと高額ですがプラチナエリート会員以上であれば無料でいただくことができるのが魅力的です。
TIN’INでの朝食はセミビュッフェスタイルとなっておりフルーツ、サラダ、前菜などはビュッフェスタイルで、メインディッシュは洋食と和食から選ぶことができます。
2022年11月現在の朝食メニューは以下のリンクから確認できます。
前菜
シークワーサーやもずくなど沖縄の食材を活かした前菜をいただくことができます。どれも見た目のとおり品のある美味しさです。
別の日にいただいた前菜となります。
宮古島産の卵を使った洋食
洋食ではオムレツやエッグベネディクトなど宮古島産の卵を使った卵料理をいただくことができます。
地魚を使った和食
洋食は地魚を使った料理が振る舞われます。朝は断然洋食派なのですがイラフSUI宮古島での朝食は和食推しです。
別の日には木製のプレートでいただきました。
島特有の素材を使用したクリエイティブな絶品ディナー
TIN’INでのディナーはアラカルトとディナーコースがあります。ディナーコースで約20,000円と安くはありませんがせっかく泊まるので1人で宿泊した際に利用しました。
ディナーコースでは島特有の素材を使用した品々がコース仕立てで提供されます。
2022年11月現在のディナーメニューは以下のリンクから確認できます。
TIN’INを利用した当時は以下のディナーメニューでした。
- アミューズ
パプリカに閉じ込めた宮古島産キハダマグロとアボガド - 前菜
佐良浜港水揚げの鰹のミキュイ
自家製ピクルスのサルピコンとアーサのダンテル - 野菜
沖縄県産野菜の温製サラダ サフラン香るナージュ - 魚料理
宮古島産イセエビのメダイヨン 長命草香るタブレ添え - 肉料理
自家製の海ぶどう塩と黒糖でマリネしたシャラン鴨モモ肉のコンフィ
※プラス1,800円で下記に変更
沖縄県産和牛のサーロイン 豆腐ようと仁淀川山椒 - デザート
宮古島産メロンとパッションフルーツのジュレ
ドラゴンフルーツとヨーグルトのエスプーマ
アミューズでいきなり料理のクリエイティビティに驚かされました。
肉料理は沖縄県産和牛のサーロインに変更してもらいました。
イラフSUI宮古島宿泊記レビューまとめ
イラフSUI宮古島に泊まるためだけに宮古島に行き2泊してきました。
インフィニティプールを備えたとても雰囲気の良いホテルでマリオットボンヴォイのカテゴリーが最高ランクのカテゴリー8なのも納得でした。
アップグレードしていただいたオーシャンビューコーナージュニアスイートでは見渡す限り海という夢のような空間で過ごすことができて本当に幸せな滞在となりました。
正直なところ宮古島は数年に1度訪れるくらいでいいかなという感じだったのですが、イラフSUI宮古島があるなら今後は年に数回は訪れるようしたいと思いました。
イラフSUI宮古島は本当におすすめできるホテルです。
マリオットグループのホテルに泊まるときにやっておくべき2つのこと
最後に、マリオットグループのホテルに泊まるなら絶対にやっておくべき2つのことを紹介しておきます。
① ホテルを予約するときはポイントサイトを経由
公式サイトに直接アクセスしてマリオットグループのホテルを予約してしまうと少しだけ損をしてしまいます。
ポイントサイトを経由して公式サイトにアクセスするとポイントサイトのポイントが貯まり、貯まったポイントは現金やマイルに交換することもできます。
ポイントサイトのハピタスやモッピーでは宿泊料金の数%がポイントとして付与されることが多いです。(貯まるポイントは日々変動しているため予約の際は実際にポイント数をご確認ください)
仮に4%のポイントが付与される場合に30,000円のホテルを予約すると、それだけで1,200円分のポイントになります。マリオットグループのホテルを予約する際は絶対に取りこぼさないようにしましょう。
②マリオットボンヴォイアメックスカードを発行
マリオットグループのホテルに宿泊する際にはマリオットボンヴォイアメックスカードに入会しておくと多くの特典を受けることができます!特典の詳細については以下のリンクからご確認ください。
興味がある方はぜひ問い合わせフォームからご連絡ください。
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